第十章 ページ11
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"お前は待機してろ"
大我「……は？」
目上の人に対してこんなこと言うなって何度も注意された…けど…こればかりは納得出来なかった。
樹「待機命令。お前は北斗の仕事をやれ。大量の資料。今は�眞呂�やってっから「嫌です」…あ？」
大我「…無理です。嫌です…っ、んっ…！」
樹さんは驚くほどはやいスピードで俺の胸倉を掴み
壁に押し付けた。
目はぎらりと炎のようにぎらと光らせていた。
樹「…お前さ、見逃してたけど…なんなの？」
大我「…え？」
樹「…断るのは勝手だけどなぁ、態度っつうものあんの、ああ…平民出身の騎士家は教わっねぇの？主や師範に対しての態度ってのが？」
"彼ら上下関係気にする人なので言うかと思いましたけど"
そんなことを御館様に言われたことを思い出した。
樹さんが俺に向ける目は
初めてあって俺を試してる時の目。
俺を鬼に襲わせようとした時の目のように
冷たく、光のない瞳だった。
樹「…お前が動くと北斗が死ぬ」
大我「は？な、どういうことですか？」
樹「お前が北斗助けても北斗が困る。」
大我「…なにいって、「考えろよ」、え？」
樹「お前、弱いじゃん。」
大我「熱…！」
自分の手をみれば火傷していて…
"気"すら感じられないやつが、氷屋敷にはいるなよ"
"お前気、使えてねぇの？"
"…"炎"…！！！"
なんどもみし樹さんと北斗さんの戦う姿。
俺とは比べ物にならないほどの強さと圧力。
北斗さんが樹さんに向かって氷の礫を当てた時もみていた
多分これはその時と同じやつだ
樹「北斗をお前が助けられる訳がない」
"北斗さんを思うなら、お前が立ち止まれ"
そんなことを遠回しに言われた気がして、
怒りを超えて、彼に失望をした。
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しずく - 完結おめでとうございます！いつも楽しみにしていた作品なので終わってしまうのは寂しいですが、次の作品も楽しみにしています。これからも頑張ってください。 (2021年5月8日 22時) (
レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
しずく - すごく面白いです。更新を楽しみにしています。これからも頑張って下さい。 (2021年3月7日 18時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年3月6日 13時
