第三章 ページ23
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"北斗、大丈夫か？"
御館様の御屋敷まで俺はお見舞いに行った。
ストレスなのか4日経っても熱が冷めない北斗。
既に医師からの説明を受けリハビリを望んでる目黒達とは正反対の状況だ。
"じゅりっ…お願いがある…"
細い声で、北斗が俺に頼み事をしてきた。
こんなこと滅多にない。相当参ってるんだよな…
"ん？どうした"
"俺と一緒に戦った、2人…はぁっ、いるだろ？"
"うん。目黒とあべべ？"
"2人を炎屋敷で貰って欲しい…"
"え…？"
"俺には守る力がないんだっ、屋敷主なのに…はぁっ"
目黒も、阿部くんも…、俺の事うらんでるかぁっ…"
"…そんなことないっ…聞いてみろよ…大丈夫だから"
"怖いんだっ…否定されるのが…1人で戦うことがっ"
"…北斗。大丈夫だから"
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＿＿＿＿＿＿
？「…何を黄昏ているんです？」
樹「…！！びっ…お疲れ様ですっ！
"御館様"」
二宮「まったく、私の声に反応しないので鬼かと思って斬るところでした」
樹「…すみません…」
二宮「…京本くんはどうですか？」
樹「…最終審査…大丈夫でしょうか、
それなりに彼が強くなったことは間違いないです
何しろ北斗の指導ですから」
二宮「そうですねぇ、ここに来る前、深澤とすれ違いましたよ。なにやら資料を沢山持っていました」
樹「…"鬼参事件"のことです。どうしても剣士にならせるなら同じようなこと起こしたくなくて」
二宮「私は無理に戦いに行けなどいいません。命を賭けて鬼を殺 すのでも自分の命を優先して欲しい」
樹「…俺も、北斗も、戦うことが好き。この部隊に必要とされている事がとても誇らしいんです」
二宮「北斗は頑張り方を間違っています。」
樹「え？」
二宮「…彼は…いつか壊れてしまう。
私はそれが心配です。鬼参事件の時から自我を忘れることがある。人の心を齎さない時の彼が酷く心配です。だから君がしっかり止めなさい」
樹「…はい」
御館様「…2人は運命なんですから、」
樹「…はいっ！あ、御館様…北斗は」
二宮「今は阿部くんが面倒を見ているそうですよ。やはり休みがなかったので疲れでしょう。微熱です」
樹「よかった…」
御館様「京本くんの面倒は目黒と君で見なさい」
樹「御意」
二宮「では、私はこれで失礼」
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15Mayuu(プロフ) - お話続けてくださりありがとうございます！ほくじゅりの幼少期のお話を読んでみたいです！また、樹君を庇って北斗君が怪我してしまったりと、、是非よろしくお願いします！ (2021年2月3日 22時) (
レス) id: ea80b7409d (このIDを非表示/違反報告)
しずく - 1番が見てみたいです。すごく面白いのでこれからも続けてほしいです。 (2021年1月30日 8時) (レス) id: 0ac6e112f4 (このIDを非表示/違反報告)
さな - この作品、すごく好きなので続けて頂きたいです (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
さな - いつも楽しみに見ています！私は、2番を見てみたいです！ (2021年1月29日 23時) (レス) id: 4edeae3903 (このIDを非表示/違反報告)
ほく - 作者さんが仰ってる５つのストーリーなら私は1番が好みです！もしよかったらまた書く機会があれば書いていただきたいです！ (2021年1月29日 23時) (レス) id: f8b4be04d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年1月21日 20時
