第六章 ページ10
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樹「……腕、大丈夫か、？」
北斗「……うーん、まぁ、」
腫れ上がっち腕には熱が篭っててそのせいで数日熱をだした北斗。
正直、凄いと思ったし、なんでこいつは恵まれてるんだろうって思ってた。
御館様も司令官も早く治さないと鬼殺かまわらないとか言ってて頼りにされてるのは一目瞭然だ。
俺もそんな彼を超えたい、彼と同じようになりたい
刀で勝てないなら他で勝てるものはないのだろうか
そう思って片っ端から挑戦をした。
刀を捨て、弓を使ったりクナイをつかったり…と
「はっ、笑お前なんかが強くなれるわけねーじゃん！ 」
そんな見下してた奴も今じゃ俺より弱い。
北斗より先に上まで登り詰めて最年少記録を残しても
彼は直ぐに同じところまできてしまい
俺を抜いてしまう。
樹「お前もこれ目指してたの？」
北斗「…いや、」
樹「なんできたんだよ」
北斗「樹がいるから」
必死の努力をした俺とは裏腹に直ぐに簡単にこなした彼が嫌いになりそうだった。
「今日も松村くんよかったよ！」
北斗「…ありがとうございます」
樹「…」
彼の辿り着けないところまで行きたい
俺はそんな駄目なことを無駄なことを願ってるのだろうか
俺には人を庇う強さも優しさもなければ
今、自分に必死になりすぎて面倒を見る力もない
刀と弓の訓練に精一杯で彼に勝つことしか頭にない。
だからダメなのだろうか。
俺の後を追ってくる彼がウザったく感じていた。
だから俺は
北斗より上になる瞬間か欲しくて、今回言わなかった
＿＿＿＿＿
北斗「…あの時、俺がお前を庇ったのは御館様に
"大切な者を守るくらいの力もないのか"そう問われた。
悔しかった。身近に大切な人もいなかったからどうしていいかわかんなかった。
樹を助けたよは傷ついてるところを見て
此奴がいれば強くなれるかもしれないそう影響を受けたからだ」
樹「…不正はいけなかった。本当にごめん。
俺が馬鹿だったんだよな」
北斗「…お前がいれば不思議と強くなれたんだ
落ち込んだ時もひとりじゃないんだって
失敗で挫けそうな時もお前に負けたくない一心だった」
"だからお前にあんなことされたのが悔しかった"
何度も言う、"お前にあんなことされた"
北斗に取って何が1番嫌だったのか
それは俺に裏切らたことなんだ。
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沙羅(プロフ) - あさん» ありがとうございます！とても嬉しいです。樹くんと北斗くんの2人の性格の違い、弱さ、強さ…そこに注目して頂けたこと、そして【壱】で好きな場面があること…とても励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします！ (2021年2月4日 23時) (
レス) id: 8c91eea260 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 移行おめでとうございます。この設定の樹くん強さの中に弱さがあったりなどしてとても好きだったのでお話し続けてくださりとても嬉しかったです。憑依させる場面特に好きでした！これからも作者様のペースで更新して頂けたら嬉しいです。 (2021年2月4日 23時) (レス) id: 6f43ad3d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年1月26日 23時
