第六章 ページ9
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北斗「うおっ…！」
樹「っしゃ！これで俺の22勝22敗！」
北斗「また負けたぁ、…」
周りの目を気にせず、北斗は俺の傍にいてくれた
俺も北斗の傍を決して離れなかった。
嫌いだった道場も好きになり足だってはやくなって
彼と同等に戦えるくらい強くなれた。
北斗と一緒に外部での訓練そしてなにより鬼殺を頼まれるこも増えた。
「松村といれるからって調子乗んないでくんね？」
人見知りとはいえ北斗は強かったため、
隊員…道場内では1番の成績で彼を嫌う奴はいなかった
北斗も俺も相思相愛って感じだったから
俺も彼もお互いそばを離れることなんて滅多にないから
また外部の奴らが嫉妬してるんだろう
北斗といれば成績だって上がる。そう思ってんだろうな
「調子乗んなよ…！！」
そう俺に突っかかった男が俺に竹刀を振り上げた。
俺はなんの装備もしてなかったから
思わず目をぎゅっと瞑った。
殴られる＿＿＿
けど、痛みはいつまでたっても感じなかった。
「…ひっ…！！」
北斗「…っ、！お前らなにしてんだよ」
北斗は自分の小手の位置で俺の事を庇った。
男の竹刀は北斗の腕に当たっていて
みるみるうちに顔色が悪くなってく。
顔面蒼白な感じ手が震えて竹刀をカタンっと落とした。
北斗「…大丈夫か？」
北斗腕は真っ赤、真紫になってて腫れ上がっる
見てるだけで痛そうなその傷から俺は目を背けた
医療班に見てもらえばまさかのヒビがはいってて
彼はしばらくギブス生活。
彼の告げ口により俺を叩こうとかさたやつは退会。
もう会うことはなくなった。
御館様「しばらく貴方は参加禁止です」
北斗「……ぎょい、」
御館様にそう言われ落ち込む北斗。
落ち込むなら俺の事なんて助けなければよかったのに
樹「…なんで庇ったんだよ…！」
怪我をしたら刀が握れない。
そんなの分かってるはずなのに彼は俺を庇った。
北斗「…大切な奴守るのに理由なんていらないだろ？」
樹「…！」
彼はいつも俺の上を行ってしまう。
勉強、技術…俺には勝てっこない。そう思ってた。
御館様からの信頼も周りの支持率も全部全部
だから俺は片っ端から北斗の世話をした。
そして彼の自由が聞かない間必死に刀を握り練習をした。
勝ちたい。負けたくない。その一心だった
それでも彼より上に行くことなんて"主"になってもなかった。
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沙羅(プロフ) - あさん» ありがとうございます！とても嬉しいです。樹くんと北斗くんの2人の性格の違い、弱さ、強さ…そこに注目して頂けたこと、そして【壱】で好きな場面があること…とても励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします！ (2021年2月4日 23時) (
レス) id: 8c91eea260 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 移行おめでとうございます。この設定の樹くん強さの中に弱さがあったりなどしてとても好きだったのでお話し続けてくださりとても嬉しかったです。憑依させる場面特に好きでした！これからも作者様のペースで更新して頂けたら嬉しいです。 (2021年2月4日 23時) (レス) id: 6f43ad3d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年1月26日 23時
