第九章 ページ39
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松本「俺がいいたいこと、わかる?」
樹「…え?」
松本「さっき北斗に会ったよ。なーんだか1人で戦う気みたいよ」
樹「……あの、御館様は」
松本「……ニノは来ないよ。今回これは、上から圧力がかかってる。」
北斗の考えはあたっていた。
多分組織ごと嵌めるために俺を逮捕したとのこと
松本「…0部隊内部に、内通者がいる…」
樹「え?」
松本「かもしれない」
確信した言葉の次に曖昧な言葉を並べ
俺を動揺させる松本司令官。
ちょっと遊んでますよね…これ←
松本「……で、本題だ」
樹「あ、はい」
松本「今ね、会議で持ち上がってる話がお前を不起訴にするってこと」
ふきそ…?
松本「前科持ちって話になる。
部隊にいれなくなるかもしれない」
樹「北斗は…どちらの意見に賛同してるんすか?」
松本「北斗はお前の不起訴を反対してる。」
樹「…そう、ですか」
その言葉だけでも嬉しかった。
北斗が俺を信じてくれてるんだって思ったから
樹「…俺はやってません」
松本「知ってるよ。」
樹「……不起訴に、しないでください」
松本「…りょーかいっ、それなら全力で戦う。
俺も北斗も暫くは来れなくなるかもしれない」
樹「はい、…」
松本「気を病ませるなよ。今回は厄介だから
かなりの長期戦だよ。頭の中で何度も弓の練習でもしときなさい
あーでも、脱獄はダメだからね。」
樹「流石にやりませんよ笑
待ってます。」
松本「はいはい。それじゃぁお前にも役割与える。」
樹「はい」
松本「…お前の対人能力を活かして欲しい。
さっきお前の服を渡す紙袋の中に一番下に資料がある」
樹「資料?」
松本「ああ、屋敷の俺たちはできないからお前に任せる。」
樹「…詳細は…?」
松本「今ここでは言えない。ただ言えるのは
"篠田"という陰がいる。そいつの他に上の方で誰かが何かを操ってる。」
樹「…目星はついてるんですか?」
松本「ああ。でもそいつは操られてるだけ。わかると思うよよく考えてみな」
樹「……え?」
松本「氷屋敷を待機させて行動不能にさせてさ本館、屋敷、分館…全てを知る人がいる。わかるでしょ?」
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樹「……!御館…様、」
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沙羅(プロフ) - あさん» ありがとうございます!とても嬉しいです。樹くんと北斗くんの2人の性格の違い、弱さ、強さ…そこに注目して頂けたこと、そして【壱】で好きな場面があること…とても励みになります!これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします! (2021年2月4日 23時) (レス) id: 8c91eea260 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 移行おめでとうございます。この設定の樹くん強さの中に弱さがあったりなどしてとても好きだったのでお話し続けてくださりとても嬉しかったです。憑依させる場面特に好きでした!これからも作者様のペースで更新して頂けたら嬉しいです。 (2021年2月4日 23時) (レス) id: 6f43ad3d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2021年1月26日 23時