第九章 ページ38
樹
.
樹「でも！！俺はそんなの身に覚えがない。
ていうかそもそも三男とはなんの関わりもない
顔しか知らないんだ俺は」
北斗「？顔は知ってたのか？」
樹「…ああ、この間捜索願いを頼まれてたて」
北斗「この間？3年前だぞ？
…誰にだ？誰に頼まれた」
樹「…ぁ…篠田…だ」
北斗「やはりあいつか…なら御館様の後ろでなにか大きな圧がかかってるかもしれない」
樹「御館様？」
北斗「もし何もなければ俺たちに待機命令なんて出さないだろ」
樹「それもそう…か」
北斗「御館様や、関係者が来たら俺は来てないと言え。それと京本にもだ」
樹「？きょもにも？てかきょもどうしてんの？」
北斗「目黒に面倒を頼んだ」
樹「…うわぁ、師範なにしてんだよ」
北斗「お前ここに俺が来なかったらどうなってたんだか」
樹「あーーー！きこえないっ！」
北斗「とにかく。
あいつには言うな。俺たち2人の秘密だ」
樹「……わかった。
な、なあ、北斗…」
北斗「ん？」
樹「…俺、大丈夫…だよな」
北斗「……大丈夫だ。お前には俺がついているしな」
透明のガラス越して手を重ね合った。
感じないはずの北斗の温かさが伝わってきて
どこか心が穏やかになった気がした。
北斗「…大丈夫だ。俺、最強だから」
その一言を残し、彼は扉を開け出ていった。
.
何故かそのまま部屋に牢屋に返されることなく
入れ替わるようにして
「…あれ、少し北斗の香水の匂いするねぇ、」
樹「……！松本、、司令官…」
耳をポリポリと掻きながらニヤリと笑う
松本司令官がいた。
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沙羅(プロフ) - あさん» ありがとうございます！とても嬉しいです。樹くんと北斗くんの2人の性格の違い、弱さ、強さ…そこに注目して頂けたこと、そして【壱】で好きな場面があること…とても励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします！ (2021年2月4日 23時) (
レス) id: 8c91eea260 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 移行おめでとうございます。この設定の樹くん強さの中に弱さがあったりなどしてとても好きだったのでお話し続けてくださりとても嬉しかったです。憑依させる場面特に好きでした！これからも作者様のペースで更新して頂けたら嬉しいです。 (2021年2月4日 23時) (レス) id: 6f43ad3d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年1月26日 23時
