第七章 ページ15
北斗「ハハッ、冗談だそれにしても…
俺が西洋で作った飾りを肌身は出さず持つなんて…お前は意外と女々しいな笑」
顔がボッと赤くなった。
樹「ばっ、てかお前今ここで喧嘩すっか？」
北斗「馬鹿かそんなものいつでも道場で相手してやるっての」
樹「あれぇ？お前俺と相棒辞めんじゃなかった？
それとも気がかわったんでございましょーか？」
北斗「……撤回だ。お前が嫌なら離れるが？」
樹「嘘だわばーか。」
北斗「…！聴こえた」
樹「お、やんじゃん」
北斗「……一応言っとく。お前、情報ミスってたらどーなるわかってるよな」
樹「お前それ対立違反になるってぇ」
彼が言いたいのはきっと俺をぶっとばすということ
だとしても彼はそんな言葉絶対使わない。
丁寧で綺麗で整った言葉を使う彼から俺のような言葉遣いは滅多にきかない。
樹「……お前こそ、そんな痩せ細った体で死ぬなよ」
北斗「問題ない。俺は強いからな」
そう言って立ち向かう彼は本当にかっこよかった
嗚呼、俺、勝てねぇなって思った
それでも
樹「待ってろよ、
お前には負けたくねぇんだよ！」
北斗「ふっ、奇遇だな…俺もだ！！！」
打ち破った蚕のような糸張りの先には
北斗「は？…たった数分で…？」
樹「…んだよ、これ…」
倒れてる人、亡くなっている人…
大怪我をして倒れてるきょも。
そして、紅い月が昇っていてあたりは暗くなっていた。
樹「きょも…！しっかりしろ！！」
北斗「京本！！」
康二『あら！もうでてきたん！？』
なんてヘラヘラしてる鬼は
相変わず狂ったように笑っていた。
北斗「……ほう？」
樹「…！」
ひんやりとした空気がやがて俺の体が感じた。
隣を見れば氷の礫を放っている北斗がいた
北斗「……時空を変えるなんて、頭がだいぶいかれてんだな」
康二『なぁ、自分…誰や？見たことない…顔やけど？』
北斗「……これから死ぬ下等生物に何故俺が貴様などに情報を与えなければならない」
樹「ちょ！ほくっ…？！」
ありえないほどのスピードで北斗は鬼の方へ突っ走っていった。
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沙羅(プロフ) - あさん» ありがとうございます！とても嬉しいです。樹くんと北斗くんの2人の性格の違い、弱さ、強さ…そこに注目して頂けたこと、そして【壱】で好きな場面があること…とても励みになります！これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします！ (2021年2月4日 23時) (
レス) id: 8c91eea260 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 移行おめでとうございます。この設定の樹くん強さの中に弱さがあったりなどしてとても好きだったのでお話し続けてくださりとても嬉しかったです。憑依させる場面特に好きでした！これからも作者様のペースで更新して頂けたら嬉しいです。 (2021年2月4日 23時) (レス) id: 6f43ad3d50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年1月26日 23時
