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「……ふぅ…」
久しぶりの大学でジロジロ見られつつも
なんとか喫煙室まで到達。
いつもと違う種類の樹が吸ってる煙草をすいながら
ここ最近のことを思い返す。
「……松村北斗…」
妙に惹かれてしまったんだ
言動行動。正義の塊みたいなやつ1番苦手なタイプなのに
「………にが、」
樹「…おっ、俺丁度切れたから1本頂戴」
「……樹…はい、」
樹「さんきゅ」
「………いーえ」
樹「……なに」
「…いや、なにその髪」
樹「伸びてきたんだけどさ色落ちもしてきた」
「……色霞みすぎだろ」
樹「お口悪いよお嬢ちゃん！！！」←
「はいはい」
樹「……ま、いいんじゃねーの？」
「なにが？」
樹「そーんな無理に強がって、壁作ったって
お前にも北斗にも何一ついいことないべ」
「……まぁ、」
樹「…ま、俺が言うのなんだけどさ
悩んだりして、困るお前も…人間らしくていいんじゃねーの？普通の"女の子"って感じするし」
「………ほんとだよ、悩ませた癖に」
樹「はっは！！それはごめんって笑」
「樹、」
樹「あ？」
「こわ」
樹「うっせ！んでなに」
「……本当にいいと思う？」
樹「……おう。いいと思うよ」
「……松村は…、裏切らないかな…」
樹「……浮気ってのは、一瞬の心の迷いだってママが言ってた。」
「……違うだろ、樹ママそんなこと言わねーだろ」
樹「嘘です俺の考えです
どちらにせよ、お前には…北斗が一目惚れした相手だ
それに、お前には人を惹きつける魅力は十分にある
A幸せ…になれよ」
「……ありがと」
？「……ねぇ、ちょっといいかなAちゃん」
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樹「……げ…でた」
「……ほんとにでた…」
？「2人して幽霊みたいな…
話したいことあるんだAちゃんに」
樹「……昔みたいに傷つけたら許さないからな
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"きょも"」
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作者名：沙羅
| 作成日時：2020年10月21日 17時
