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北斗
.
「……なに？」
北斗「……俺、運ぶよ」
瀬崎さんが運ぼうとしていた珈琲の入ったお盆を俺が持つ。
瀬崎さんは少し不安がって俺の方を見た。
「……別にいいよ、もたなくて」
北斗「……これくらいさせてよ」
「……あんたさ、なんなの？
あたしのことなんだと思ってるわけ？
あんなこと言われてそう簡単に仲良く出来ると思ってんの？」
北斗「…思ってない、警戒心が強いのも、京本とののとも全部知ってるよ、でもこの間のは事情があるんだろうって冷静になってから思った」
「……」
北斗「……樹に…取られたくないんだ、君を。
だから教えて欲しい。この間のこと」
「…そんな長文で表すような関係じゃない
兄の結婚式について話してただけ、奏っていうのは兄。ただ、それだけ」
北斗「………ま、じか…」
「……なんであんたが落ち込んでんの」
北斗「……いや、もう…俺…恥ずかし…無様…
もう、殺 してください」
「……え、なに…そんな戦国時代みたいにならなくても」
北斗「……いや、もう…俺の首…とばして…」
「…………ちょ、…えぇ…ジェス…ジェシー…」
ジェシー「……はーい？なんだーい！！」
「……この人本の読みすぎでおかしくなってるって」
樹「いや、A…こいつは元々おかしい」
ジェシー「おかしい者どうして合うんじゃない！？AHAHAHA!!」
「おいルイス」
ジェシー「…熱あんのに元気だねぇ」
樹「いうて知恵熱だかんな、もう下がってんじゃね」
「…………あたしさ、
大我に似た人とは付き合えないから」
北斗「……俺、京本って人の事わかんないから
だから「やめろ。」……」
ジェシー「……ほくちゃん、それ以上言ったら、
俺が許さないよ」
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作者名：沙羅
| 作成日時：2020年10月21日 17時
