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「ははっ！！いいじゃんジェス笑」
ジェシー「AHAHAHA！！！最高！」
樹「お前らふざけんなよ！！笑笑」
喫煙所の中でいつも楽しそうな3人。
大学の中でも
有名な3人で彼らはよくモテて男女ともに人気がある。
そんな中に霞んだ紅色でネイルをした綺麗な指先で
煙草をもつ、俺の好みとは正反対な君。
それでもなぜか一際目をひく存在になった。
樹「あれ？北斗じゃん」
北斗「お前ほどほどにしろよ、ジェシーも」
人見知りの俺はそんなすぐに話しかける勇気もなく
樹とジェシーと話しながらも視線は
つまらなそうに火を消す君。
ジェシー「なに？気になるの？"セザキ"」
北斗「え？」
ジェシー「あれ？知らないの？気になるんでしょ？アイツ」
ジェシーの視線の先にはスティールブルーの君と樹
ジェシー「あそこ付き合ってねぇから大丈夫！
あの女は"セザキ"っていうんだよ」
セザキ…
ジェシー「せざきー！Come here!」
「Wait a minute…なに…そして誰、」
流暢な英語を話しながら煙草を消し、
樹とともに俺の元へくるセザキさん
樹「えーとこいつ！北斗！！んでーA！！」
「……なんか…太宰治みたい」
ジェシー「AHAHAHA！！！」
樹「うるせぇ笑」
……だいぶ失礼な奴だけど…
面白そうだ。
北斗「…松村北斗。よろしくお願いします。」
「瀬崎 A。よろしく」
ジェシー「なーんか
キャバが陰キャ口説いてるみたい」←
樹「やめろ生々しい笑笑」
俺の目をみて話してくれる
煙草の匂いが微かにする美少女は
俺の事を一瞬にして、虜にした。
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「あ、"ダザイ"だ」
大学から帰る時、喫煙室にいたセザキさん
太宰って…
北斗「…俺の名前は…」
「松村直樹？北村北斗？なんだっけ」
北斗「……松村北斗」
"あーそうそうそれだよそれ"
なんて他人事のようにいう姿
一つ一つのその仕草でさえ気になってしまう。
「じゃ、あたし行くから樹なら松岡教授の研究室
ジェスは松本先生の研究室
んじゃ「あのさ…！！！！」…ん？」
北斗「一目惚れってしんじますかっ…！！？」
「……は？」
北斗「俺、君に一目惚れしんだ。好きです…」
「あのさ"松村"」
北斗「…なんですか？」
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「…なんですかって、…
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ここ、"喫煙所"」
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作者名：沙羅
| 作成日時：2020年10月21日 17時
