異世界領域

こんな話でした(1) ページ13

そんな私は今や
立派な中学生まで育っていた

梦水A(13)

ここから


「…＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿なっ」

「はぁ、はぁっ」

……今のは


長い長い青春の火蓋が切られる事になる


「よーし今から3泊4日のキャンプだーー！！」
「あれ？どうした楠雄。」
お父さんは張り切ってる
それより隣で斉木くんが気分悪そうに起きると
助手席から母が心配そうに声をかける

「あらやだうなされてたのかしら？」
「それとも車酔い！？ほらくーちゃ、お薬飲んで」


「………予知夢？」
『…ああ、大したことはない。気にするな』





朝早くから来たかいあって
見晴らしの良い所にテントを立てる事が出来そう

「じゃあ私はあっち散歩してくるねー！！」
「おー！あんまり深く行かないようになー！」

『僕も一緒に』
「ほらくーちゃ、こっち抑えるの手伝って！」
「楠雄の超能力でぱぱっと出来ないのか？」
『いくら人は少ないとはいえ見られる』




ガサガサガサッ

ここには沢山丈夫な木がある
ここでなら人目も気にしなくていい
ここでなら…！！


パルクールの練習が出来るぞ！！！



タンッ

タンッ

タンッ

次々枝を渡っていく

最初は高くて怖かったけど
この容量で慣れてきて、思わず夢中で

楽しい！


もっと
もっと！！



周りが見えてなかった




「え」



人…？
同い年ぐらいの


「わっ」ズリッ
誰も居ないと思ってたから
つい気を取られて足を滑らして


「きゃぁぁぁぁ！！」
「え」危ないよけて！！」

「うわぁぁっ」
グシャァッ



思い切り落っこちた




「…っててて…ハッ」
「…へえ、水色っスか…」
「うーん…悪くないけど物足りないなー。」
「もっと色気が」

「まあ俺」

「JKか年上のお姉さんにしか興味無いんスけど」

「へ、あ。」




えっ！？？？

興味無いって

咄嗟に隠したけど
今のでパンツ見られた？

しかも男の子！！


「ってか大丈夫ッスか、いきなり落ちてきたけど」




「わぁぁ！！足っ！めっちゃ怪我してる！！」
「え、いや、なんとも」

歩こうと立ち上がったら激痛が走った

「っう」

「怪我してる女の子とかほっとけないッス」
「おぶるんで乗ってください！」


…的な感じで出会って、その後自主治癒したのち
お互いに能力を明かす展開でした
高校生で再開

こんな話でした(2)→←続いて没設定プロローグ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す