私がヒロインなんてありえない【ころん】

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もう瓏さんのせいで毎日が騒がしすぎる…

でも私も好きだったんだなぁ

自分の感情って自分が1番知ってるって思ってた

まぁそうだと思うけど

自分の感情に気づかないことってあるんだ

意識したら少し恥ずかしくなる

今は、まだ無理だけど

付き合ったり、出来るのかな

そしたらまずお母さんを説得させないとなぁ

あやばい

時間が

考え事してる場合じゃなかったああああああああぁぁぁ

ガチャ

いってきまあああす

「あ、やっほー」

『…おはようございます』

「今日は遅かったね」

『考え事してたんです』

「僕のこと？」

『…まぁ、そうですね』

「え、何それ可愛い」

『何言ってるんですか』

「僕のこと考えてくれてたとかカレカノ見たあい」

『…』

カレカノ

かあああ

でもよく考えたけど瓏さん

友達として私の事好きなのでは？

じゃあ焦る必要ないじゃん！

…

いや、私失恋しちゃう

…

恋って難しいんだなぁ

『恋って難しいですよね』

「そうだね」

『思い通りに行きませんからね』

「思い通りに行ってくれればいいのにね」

『…そうですか？』

「そうじゃないの？」

『それはそれでつまらないかなぁって思いまして』

「じゃあどうして欲しいの」

『ちょっと修羅場もありつつ最後はくっつくみたいな感じですかね』

「ふーん…それ、僕が叶えてあげるよ」

『…かっこいいこと言わないでくださいよ』

「だから、好きな人にはカッコつけさせてよ」

『そーですかぁ』

「まぁ待っててよ…絶対幸せにするから」

『…待ってます』

少しかっこよかった

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