君のためなら いくらでも 【るぅと】

いち ページ1

『ここどこ』

目が覚めると知らない場所にいた

ｽﾋﾟｰｽﾋﾟｰ

待って、ここで寝てる人いる

『あ、あの』

「…あ！！…寝てました…すいません」

『あ、いや、別にどうでも良いんですけど』

「あ、そうでしたか。僕はるぅとです」

るぅと…さん

変わった名前

『私は、Aです』

る「知ってます。えっと人質になってもらいます」

『は、はぁ』

る「あ、驚かないんですか」

『別に…よくあったので』

る「よくあったんですか？！それはなんかすいません」

『大丈夫です。私の脳を狙ってるんですよね？』

る「流石ですね〜その通りです。でもすぐにはとらないので安心してください」

『はい』

る「僕以外にもいるんですけど基本は僕がここにいます」

『分かりました』

る「…何かあったら呼んでください」

『はい』

る「では…ちょっと寝てもいいですか？」

『どうぞ。眠いんですか？』

る「はい、最近寝不足で。あとAさん逃げなさそうなので」

『まぁどこに何があるかわからないんで逃げませんよ。てか逃げれません』

る「では、おやすみなさい」

『はい。』

またかよ。

今回は逃げれなさそう

ここで命を落とすんだろうな

そういう予感がした

まぁさて

るぅとさんが寝てしまった今

どうしようか

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