私の個性 ページ2
「……はぁ、個性」
「そうだ
我々は貴様の個性、不本意だがな」
この一言で私はすべてを察した。
あっここヒロアカの世界だ、と。
この2匹が私の個性ってことは、常闇くんの黒影みたいな感じか？
「貴様が思っているのとは違う」
「うぉ、心読めるんだ」
「おれ達神通力ってやつで繋がってるからね！」
「はー…」
ついこの間まで読んでた夢小説のようなことが現実に起きて、正直割と戸惑ってるけど
私のオタク思考は伊達じゃない、意外とついていけてる……多分。
「貴様の個性は『
我らを召喚し、力を借りることが出来る」
「おれ達自身は『個性』じゃなくて、神使なんだ！神様の使い！
ちなみにおれは
「……儂は
「…うんわかんない、とりあえず君らが自分の神様を慕ってることだけは分かった」
素直にそう返したら狐に怒られた。狼の方が必死に宥めてた、なんか可愛い。
で、力の一部って？と聞きたかったことを聞けば、ごほんと咳払いして話し出す狐さん。
悪い狐じゃないのね。
「儂が貴様に貸す力は『ベクトル』
貴様の視界に映る物体、それと貴様自身にかかる力の向きを変えられる」
「……わかるようなわからんような」
なんかそんな感じのやつ夢小説で見たことあった…かな……？いやないかも
「物は試しだ、自分が浮くイメージをしながら命じろ」
言われた通りに想像しつつ、口を動かす。
「……『浮け』」
瞬間、ぶわっと体が持ち上がる感覚。地面の感触が無くなった。
ぐるり、視界がおかしくなる。
世界が青く染まり、目に映るすべてのものに矢印が見えた。……これが力の矢印ってやつ？
視界の端で狐がこん、と一鳴きすれば途端に無重力状態になる体。
次の瞬間、わたしは急降下を始めた。
「うぎぃぇあああぁぁぉああ！！？」
どしん！！！
路地裏に衝突音が響く。あっやばいこれお尻割れた、私の腰死んだ。
う"おぉ……と悶えていると、狼がそばにやってきて一言。
「大丈夫！もう治ってるよ！」
「……は？」
さす、と撫でた腰にもう痛みは残っていなくて。
え、今めっちゃ痛かったやん、どういうこと？
「これがおれの力、『治癒』！」
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yuumin - 続き楽しみにしています。 (2022年8月16日 10時) (
レス) @page13 id: 79387fae85 (このIDを非表示/違反報告)
わぐまん - 相澤先生も爆豪もｱｲｼﾃﾙｰｰｰｰ続きが気になるｰｰｰ推しが可愛い過ぎて吐きｿｳﾃﾞｽ (2020年10月15日 20時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！続編希望です(><) (2020年5月25日 9時) (レス) id: 47c8d7e636 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - くっ……面白いのに更新停止は勿体ない！頑張ってください！ (2018年7月14日 6時) (レス) id: 346267c1a3 (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - あいざわせんせｪｪｪｪｪ！←とても面白いです！更新待ってます！ (2018年4月15日 10時) (レス) id: c1e93ed5ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟻 | 作成日時：2018年2月13日 20時
