大丈夫か?!全日本男子バレー！2

関田誠大 高熱 ページ5

夏side





ジリリリ、ジリリリリ




んぅ〜、、、もう朝かぁ







目覚まし時計の音で目を覚ますと






隣に、大好きな彼が寝ていた。








「あっ、誠大帰ってきたんだ。」




数週間前から、海外遠征に行っていた誠大。





昨日の朝、




【今日中には、家に着く】




っていう、メールが来たから待ってたんだけど、、、







夜遅くになっても、帰ってくる気配がなかったから






寝ちゃったんだった笑








それより






誠大が帰ってきて、すごく嬉しいんだけど、、、





寝顔になんか違和感、、、







「もしかして、、、









熱ある？」







起きたばっかりで気づかなかったのか、





今になってみれば、




顔は赤いし、息遣いも荒い、、、







誠大の脇に体温計を挟んだ。





ピピッ



【39.0】





「うわぁ、、、


これは、辛いなぁ、、、」





ピトッ





すぐに、熱さまシートを貼ると





冷たかったのか、目を覚ました。






『んぅ、、、




夏、、、？』





熱のせいなのか、目がすごく潤んでる。




「誠大おかえり、体辛くない？」









『辛い、、、泣』





そう言うと誠大の目から一筋の涙が零れた。









『夏、、、





ギューして、、、』






「えっ、、、




いいけど、、」(ギュッ)






『んぅ、、、』




誠大が掛けている毛布の中に入って




私より大きな体を抱きしめた。




普段はこんな事言われないから



びっくりしちゃった。






やっぱり、人肌が恋しくなるんだろうなぁ





なんて事を考えながら、





誠大の背中をトントンした。

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