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テラスに行けばもう三人が揃っていた
gr「遅いゾ」
『申し訳ございません。さぁ、行きましょう』
そんなテンプレのような言葉を張り付け、王室へと行き急ぐ
私の顔にはもう、貼り付けられた笑顔すらない
sho「何かあったん？」
『一人注意していた奴を殺してきただけですよ』
トントン様とシャオロン様は唖然としているがグルッペン様はよりいっそう楽しそうに歩いている
え？みたいな顔で私を見つめているが知らないふりして歩いてく
四階の手前で立ち止まり準備をする
ほどよく返り血の付いた私はドレスを破き髪の毛を乱す
両手を後ろに回し、シャオロン様に掴んで貰う
女だから、と手加減しているのか手付きが優しい
トントン様が先陣をきる
tn「王室に通せ。」
そう言ってトントン様は赤い瞳をギラつかせる
兵士「くっ、卑怯だぞ！」
兵士達は口ではああ言っているものの行動を起こそうとはしない
tn「この娘がどうなってもええんか？」
私の首元に粛清剣という名のダイヤの輝く剣をあてがう
『お願い、通して…助けて』
と半ば叫ぶように兵士達に懇願する
sho「うるさいねん、黙っとけ」
作戦通りシャオロン様が蹴りを入れるフリをし、
私は呻き声をあげその場に倒れ込む
それを見た兵士はズリズリと後退りしていき私たちの通る道を開ける
私を立ち上がらせ4人で王室へと歩いていく
大層な木製の扉をトントン様が蹴破る
そこには慌てふためき青ざめた国王が立っていた
国王「な、何故こんなことをする！」
震える国王の声
こんな弱々しい国王の姿を見ればきっと国民や部下達は一瞬で慕うことをやめるだろう
こいつの下になったのが運のつき
グルッペン様は相も変わらず
楽しそうに
愉しそうに
口元を歪ませる
gr「そんなの楽しいからに決まってるだろう」
その言葉で国王は息を飲む
tn「こいつがどうなってもええんか」
そう言いながらトントン様が私の髪の毛を掴み前を向かせる
痛くならないように、乱雑に見せながら優しく持ち上げる
もっと乱雑にしてくれても構わないのに
そんな呑気なことを考えながら光の灯らない瞳で床を見つめる
ここからは私の演技に全てがかかっている
私は練習通り目から大粒の涙を溢す
頬を伝う生暖かいそれが気持ち悪くて、早く拭ってしまいたかった
『お父様…助け、て』
そう言って国王を見つめる
国王は目を剥きグルッペン様を見つめる
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ナーラ(プロフ) - エデンさん» そういっていただけて嬉しい限りです！リクエストありがとうございます！書かせていただきますね (2020年10月17日 14時) (
レス) id: 22d359e863 (このIDを非表示/違反報告)
エデン - 完結おめでとうございます!!最後幸せになれてよかったね夢主ちゃん…(；ω；)もうめちゃくちゃ好きです!涙が止まりません。あの、続編でgrさんと夢主ちゃんでのんびりケーキを食べるというのをリクエストして良いでしょうか？本当に完結おめでとうございます！ (2020年10月15日 20時) (レス) id: d0301f4b4b (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - やっばいすっげえかっこいい（応援してます！更新頑張ってください！） (2020年8月22日 23時) (レス) id: 83f48e582b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2020年8月16日 7時) (レス) id: 004db8c185 (このIDを非表示/違反報告)
猫苺 - えっ､､､好き､､､___(語彙力がログアウトしました) (2020年8月11日 1時) (レス) id: 7adddb7655 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナーラ | 作成日時：2020年6月13日 12時
