それは生涯の親友 ページ49
【実香said】
また場面が変わって、あの胸糞悪い場面が流れ続けている・・・
シユウちゃんは無表情で、平気そうだけど・・・見ているこっちはつらい
鬼灯「あぁ、そういえば。今日はあの子供が来る日さね」
?「あん?・・・あぁ、アイツか。んじゃあ実験もこれが最後だな」
鬼灯「あらかたデータは取り終わったからねェ」
あと、相変わらずシユウちゃんの近くじゃなくてこの人達の近くにいるのはなんでだろう?
場面が変わった
男の子、かな?シユウちゃんとは別の子がいる
シユウ?「・・・」
?「・・・よう、シユウ。久しぶりだな」
シユウ?「シユウ・・・とは、私の事ですか」
?「あぁ・・・いや、そうか。はじめましてか。すまん」
シユウ?「そうですか」
・・・あれっ?会話終了?
無言で本をずっと読んでるシユウちゃんと、それを死んだ目でずっと見てる男の子・・・
な、何だろう。この不思議な空間
シユウ?「・・・何度目ですか」
?「・・・さぁ、忘れた」
シユウ?「私ですか」
?「あぁ」
シユウ?「・・・どうするつもりですか」
?「さぁ・・・もう疲れた」
なんだろう、不思議な関係っぽい
男の子がシユウちゃんのことを一方的に知ってるように見えるけど・・・
?「・・・どっちにしろ、俺はしばらくこの施設にいることになる。シユウ・・・と、勝手に呼ばせてもらうが、どうするつもりだ?」
シユウ?「私は何も」
?「・・・だろうな」
白衣の男「十四番、食事だ。・・・No,000もな」
シユウ?「・・・食事」
・・・あれ?そういえば、シユウちゃんの記憶の中で、ご飯食べてるところって見たことないけど
もしかして、食べてなかったの!?
十四番目「食べた方がいいと思うぞ。・・・多分、知っておいたほうがいい」
シユウ?「・・・」
食べてる・・・一心不乱に
初めて食べたから、かな?
十四番目「・・・」
それを見て、男の子も黙々と食べてるなぁ・・・
何度目かわからない砂埃が起こった
けど、なんか、今までと全然違う
黒くなって、白くなって
人が死んだ。たくさん倒れて
シユウ「『私』が死んだ」
目がちかちかするように目まぐるしく景色が変わって
シユウ「・・・」
気が付いたら、そこは瓦礫の山だった
赤い血糊が所々付いた瓦礫の山の上に、シユウちゃんがいた
そしてシユウちゃんはそれらにまったく目もくれず、自分の首に手を当てて―――
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作者名:名無しのチート/シユウ | 作者ホームページ:http
作成日時:2019年2月19日 7時