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『ねえ、佐倉さん？聞こえてる？？』
「ぁあ……、藤田くんどうした？」
ずっとほくのことを目で追いかけていて、声をかけられたことにも気づかないくらいだった。
『佐倉さん、俺北斗さんみたいになりてぇ。』
「え、藤田くんにはたぶん無理だよ？」
突発的に無理と否定してしまって、失礼だったなと謝ろうとした時に
『ですよねえ、、、でも！
どうやったらあんなにカッコよくなれますかね？』
なんて食い付いてくるものだから、私の返答がそれで良かったのか分からないまま話し続けた。
「……でも藤田くんって入社した当初から女性社員が『あの子カッコイイんだけど！！』って騒いでたんだよ。」
『えー！そうなんすか！！
でも、北斗さんみたいな色気、俺には無いから欲しいんですよ。
どうやったら出ます？』
その後もずっとうーん、と頭を押さえながらほくをチラチラ見て悩んでいる様子。
「……じゃあ、、、
松村さんみたいに前髪をかきあげてみたら？
いつもと違う表情が色っぽく見えるかもよ？」
なんて、気づけば何故か藤田くんにアドバイスをしていた。
『ほんとですか！！え！どうやったらいいっすかね？
ちょっと、、佐倉さんやってみて下さい！！！』
瞳をキラキラ輝かせるワンコ。
ほくとは違う、なんでも甘えてくる子犬みたい。
前までだったら嘘までついても近寄らせなかったのに。
慣れって怖い。
そして、少し、ほんの少しだけ、
藤田くんなら心開いてもいいかな？って思ってしまった。
こうやって、、、と彼の前髪を触りながら整えた。
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もっちもちさくら(プロフ) - 優希さん» コメントありがとうございます！模索していた作品ですが楽しんでいただけて幸せです😭まだ色々と書きたいこともあるので、是非とも番外編を楽しみにしていただければと思います！！ (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 4baa1664b1 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのが凄く寂しいです😢また番外編等でお会いできたら嬉しいです🥺 (2022年7月21日 17時) (レス) @page50 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちさくら | 作成日時：2021年10月9日 11時
