。 ページ9
照 side
ソファに座っててと言われ座るけど
落ち着かないのは部屋が汚いからじゃない。
確かに汚いけど…
健人の動きが気になって仕方ないからだ。
ソファからみる健人の動きは慣れすぎてて
健「電気毛布、電気毛布〜っと」
クローゼットの中から当たり前に取り出して
コンセントの場所も把握してて
健「今日はもうドライヤーでいっか」
ドライヤーを持ってきて慣れた手つきで
眠る彼女の髪の毛を乾かし
健「もっちゃん、先生何時にくるの？」
も「あと15分くらいでくる…お願いしていい？」
健「もちろんw もっちゃんも早く休んでね」
敏腕マネージャーがあとの事を頼むくらい信頼してて
健「ひーちゃん、ゆっくり座って話せなくてごめんね！
先生が来て、落ち着いたら話そ^^」
俺に気を使いながら、大きなゴミ袋片手に足の踏み場を
増やしていく
医「うん、いつものだね。点滴しといたから終わりそうな頃僕に電話頂戴」
健「2時間くらいですね、了解です！」
Aさんの事務所の医者さんとも連携がとれてる。
健「ふぅー。とりあえず落ち着いたね。
お待たせ^^
この家にはビールか水しかないんだ」
ペットボトルの水を2本持って
やっと俺の近くに座った。
「Aさんの看病、いつも健人がしてるの？」
健「大体はしてるけど、もちろんしてあげれない時もある。そんな時はなべしょかもっちゃんがしてるかな」
「そんな頻繁に倒れるの？」
健「頻繁ではないよw たまーーーーーにね。
ヴィランって、凄く体力消耗するんだって。
映画にドラマに…色々あったしそろそろかなと
思ってたけど、まさか今日とは思ってなかったよ。
俺がいる日でよかった」
Aさんの状態が分かるように
リビングから見えるよう扉を開いたままの寝室。
健人の視線は俺じゃなくて
その向こうの寝室で眠るAさんに向けてた。
その目は
TVやファンの前でも、親友でも見たことないくらい
穏やかで愛おしい目をしてた。
健「あの事件以降、Aとはどう？」
「徐々に仲良くなってると俺は思ってる…笑ってくれるようになったし、普通に話せるようになってきた」
健「おお〜それはよかった。安心した。」
「あの時は沢山健人にも迷惑かけてごめんな」
健「俺は全然w あの子もだいぶ反省してるっぽいし
一件落着だね」
こんなこと聞いて何になる？って自分で分かってるのに
口が勝手に開いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1305人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sivan(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！文章だけでちゃんと読んでくれて気づいて欲しいポイントに気付いてくれてる事が嬉しすぎます…😭ここまで来たらしょっぴーには幸せになって欲しいですね！ (1月9日 17時) (
レス) id: 642391b229 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 渡辺くんが辛い役所すぎる😭こんな言い方あれだけど、ぽっと出の人に取られるのってしんどすぎると思うし、健人くんと渡辺くんの今までを見てたら絶対報われて欲しすぎるから、渡辺くんと幸せになる未来も絶対欲しいです😭😭 (1月8日 12時) (レス) @page41 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sivan
| 作成日時：2023年12月25日 14時
