Cypher pt.5【4】

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NM side



ある日

JK「ナムジュニヒョン！」

俺の作業部屋に慌ててやってきたジョングク


「そんな息切らせてどうしたんだよw」


JK「歌詞がやっと完成しました！」


達成感に満ち溢れた表情でノートを渡してくれた


歌詞が書かれたページを見ると

何度も消しゴムで消した跡や
そのページだけすごく皺が寄ってて

努力の賜物だった



何度も修正重ねて俺のアドバイスも生きててすごくいい歌詞だった


「よく頑張ったな。すごくいい歌詞だよ。なんか泣きそうになる」


JK「Aヌナにも見せたら涙目でした」


だろうな


ジョングクは普段俺たちが辛いことがないか聞いても"僕は大丈夫です"っていつも笑顔でもっと甘えてわがままでもいいのに自分の欲を出さない。そんな子がこの歌詞に本音をぶつけてくれてる


あんな過保護なAが泣かないわけない(笑)


「じゃ、Aの作業が終わり次第レコーディングだな」


JK「はい！」



ピッピッピッピッ！

ピロンッ！



なんてタイミングだ。笑


You「8割くらい作業終わったんだけど2人にも手伝って貰おうかと思って」



JK「ヌナ、もう出来たの？？！」


「お前の為ならこいつは自分の仕事より先にするだろうなw」


You「ぐうちゃんの為ならたとえ火の中水の中草の中森の中でも作業するよ」



真顔でいうから吹き出してしまった
ほんと親バカ



いつもの茶番が終わり


Aが持ってきたUSBを俺のPCに差し
ある程度完成してる曲を聴いた


歌詞にぴったりのメロディーだった


JK「わあ、この部分低いな」



サビの一部分がいつも歌う音域より低く歌った方が良さそうなメロディーでもあった


「ジョングガ出来そうか？」


You「ぐうちゃんならできる。なんでも挑戦あるのみ」


JK「やる！！なんでも挑戦！！」


こんなに意欲溢れてキラキラしてるジョングクをまた見ることができて
嬉しかった



「俺とAがついてるからな」


JK「はい！！」





その後Aと俺でジョングクの意向を把握しながら試行錯誤し音源は完成させ


ジョングクのレコーディングは……
さすが黄金マンネなだけある
見事にやり遂げた




そして完成した"Begin"





このBeginをきっかけに
防弾の魅せ方が変わっていく


俺らなりの魅せ方で進み始める









You「……私から提案があります」









Aのこの一言が始まりだった。









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本日よりまた書かせてください。

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