ヴィランと塩対応マッチョ【4】

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それから江戸川ネタで盛り上がって初対面とは思えないぐらい楽しい時間だった。


それにAのやつ、タメ口でいいよとは言ったけど俺の事渡辺って苗字呼びしてきやがったww
楽しかったからいいけど！！！


施術も終わってレジでお会計しようとすると

奥「今日のお代は大丈夫^^」

「え！？」


奥で俺の散らばった髪の毛をホウキで集めてるAに聞こえないくらい小さい声で


奥「あの子があんなに楽しそうに笑ってはしゃいでるの久々に見れたの…それが嬉しくて…」

「え…いつもあんな感じじゃないんですか？」


奥「悪い印象が付きまとって、誰も近づこうとしないみたい…だから学校でもいつの間にか一匹狼になって社会にも反抗して…」


ただのヤンキーって訳じゃなさそう。
色々抱えてんだなAも。


「お金は払わせてください。次から行きにくくなるんでw次きた時、またAと話したいんで」


奥「翔ちゃん……ありがとう…」



お金はちゃんと払って
店を出る時


「A！」

you「ん？」

「また来るから、パピコ用意しとけよ」

you「おっけ〜^^」




家に着いて気づく。
連絡先聞くの忘れてたw
次美容室行く予定だいぶ先になるのに




でも再会はかなり早かった。




お世話になってる先輩の舞台を見学に行った時


ヒロインを虐める、かなり嫌な女役…
Aに似てるな〜って思いながら観てた。


なんど見ても似てて…貰ったパンフレットをみる。

"岩元A"とガッツリ載ってた。


「いや、Aやん」


どっかで見たことあったのは
ふっかがめちゃくちゃ推してる女優だったから。
それに俺がハマってみてたドラマにも出てたじゃん。




舞台が終わって、先輩に挨拶に行こうとすると
先輩とAが楽屋前で話してた。


先「お！翔太！来てくれてありがとな！」


Aは俺が視界に入るなりゲッ(´-д-`)って顔したw


「めっちゃカッコよかったっす」

先「Aちゃん、紹介するね。後輩の渡辺翔太」


you「初めまして^^ 岩元Aと申します」


声のトーンも話し方もよそ行きw

「(お前が知ってる)渡辺です。笑」


先「あ！Aちゃん、こいつも江戸川だよ。仲良くしてやって」


you「へぇ！そうなんですね^^ よろしくお願いします」

「こちらこそよろしくお願いします(うけるw)」



先輩はスタッフに呼ばれて居なくなった。




you「だっる」

「おいこらw」

you「美容室集合、じゃ」


楽屋に帰っていきやがったw

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