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you side
まな板と包丁は事前に出しててくれたから
食材を切っているんだけど……
「ねえ、やりづらいんだけどw」
カウンターキッチンで反対側から頬杖つきながら
見てくるから集中できない！可愛いけど！
照「俺のことは空気だと思って」
無理があるだろそれw
「集中できなくて手切りそうだから、お風呂入ったりなんか自分の事しててよ」
照「手が切れるのは嫌だ(拗)
筋トレしとくからなんかあったら呼んでね」
「やっぱそこ筋トレなんだwww」
照「Aが作ってくれたもの全部食べたいからその分動かなきゃ」
「じゃキュウリとネギ沢山使うね」
照「ねーえ！！！それは例えAが作ってくれたのでも無理！！！」
「冗談だから！w ほらあっちで待ってて」
照「はーい」
もう撮影は終わったけど
同棲を始めたばかりのハルと優太のような感覚だった。
誰かの家で誰かの為に料理をする時間が
また私にやってくるとは…………
何品か出来てきて盛り付けをする為にお皿が欲しくて
食器棚を開いた。
「………………ハハッ」
色んな食器があるけど視界に入るのは
この部屋にはあまり合わない色味のマグカップ、お皿、カトラリー達が全部2個ずつ。
世間でいうペアグッズというやつか。
別につい最近まで照さんには彼女が居たわけだしお揃いのものがあっても全然不思議じゃない。
なのになんでだろう。
心臓を捻られたような痛みと鼻の奥がツンとくる感じ。
ただのペアグッズだよ？落ち着けって私。
頭に浮かぶのは照さんとあの子がこのペアカップで飲みながら幸せそうに寄り添う姿。
変な妄想までしだして、やっぱ最近の私おかしい。
これ以上はもうダメだ。
照さんに会うのはこれで終わりにしよう。
これ以上一緒にいると私が私じゃなくなる。
食器棚の扉を閉めて
出来るだけ片付けをした。
「照さん？」
照「んー？どうした？なんか足りないものあった？」
「そのままで聞いてくだい」
トレーニングを止めてキッチンに来ようとするから
足をとめさせた。
照「ねえ敬語やだ」
それは無意識だった…でももうこれでいい。
「急に映画の方のスケジュール入っちゃって…ごめんなさい、帰ります」
もっとマシな嘘つけよ私。
こういう時あの子みたいに息するように嘘がつけたら良かったのに。
照「急だね…仕事？それなら俺車で送るから」
「…大丈夫です」
照「お願いだから送らせて。ね？」
これ以上優しくしないで
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sivan(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！渡辺氏にもハッピーになる日がくるはずです^^いつもありがとうございます！！ (1月14日 0時) (
レス) @page14 id: 642391b229 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 移行後も渡辺くん苦しいです🥺🥺どうしても渡辺くん側の気持ち考えちゃいます😭 (1月13日 21時) (レス) @page11 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sivan
| 作成日時：2024年1月10日 17時
