ヴィランと塩対応マッチョ【3】

。 ページ50

you side


照「話がある」

クランクインしてまだ2週間ちょっとじゃん！
予定より早い展開すぎない？

「わかった…と、とりあえずドア閉めて？」

照「却下。このまま山に連れてく」

顔怖い…これマジだ……終わった。

「無理…せめて服着た状態でポイして」

照「ダメ、ほら立って。拭いてあげるから」

「無理！てかこっち見ないで」

最後の光景がぺちゃぱいとかまじで無理！

照「はぁ…もういい。知らない」

「いや！ちょっと待って！ストップ！照！」


服着たままの照が浴室入ってきた上に
バスタブに入った私を抱き抱えられた…恥


明日の週刊誌に山ですっぽんぽんで発見て
大々的に載って照と仕事同時に失うんだ(泣)



やばい、まじで泣けてきた。
涙で前が見えないけどもうどうにでもなれ！くそお！





ボンッ




「へ？」


今ポイッてされた。
ベッドに。


最悪、ベッドびしょびしょ…。


照「Aのわからず屋」

「え？」

照「2年半付き合ってきてまだ分かってないみたいだから思い知らせてあげる。覚悟しな？」



照がいつもする深いキスより激しくて
今日は溺れそうになる…

「んッ…照の…服…濡れる
あと電気…消して」

照「もう黙って」



その先の行為も激しいけど優しさがちゃんと伝わって
大事にされてるのが言葉にしなくても伝わってきた。


でも照は優しいからちゃんと言葉でくれる。


照「相手役が天使みたいに可愛いくて性格もかなりよくてって…俺は人のいい所みつけて褒める事ができるAが好き」

「…」


照「胸がでかくて自分にないもの全部持ってるから照取られそうで怖いって？バカなの？俺はAの胸形綺麗だし好きだよ？笑 それにこんなに身体の相性いいのに何言ってるんだか」

「…(恥)」


照「俺があの子に惚れてAのことなんて山にポイするって？俺と同じくらい妄想族だね^^」

「…すいません」


照「Aが言う通り確かにあの子はいい子だね…でもね、俺は…俺の事になると自信なくしちゃって空回りしてヨガし始めたり親友たちに俺の事を相談したりするAがやっぱ1番好きだね^^」


渡辺と健人まじで全部言いやがったな。苦笑
許す。


照「Aで最後の恋愛にしたいって言った事忘れた？あれ本気だからね」


「はい…充分伝わりました…なのでもう勘弁してください」

照「ん？何言ってるの？朝まで寝かさないよ^^」





次の日腰とネガティブな感情は砕け散ったよね。







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移行します。

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