ヴィランと塩対応マッチョ【3】

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you side


「………ゔーんっ」


目を覚ますと照の胸元が目の前にあった。
頭上から照の声が聞こえる。

照「起きた？」

優しく包んでくれてたけど起きたのを確認してから
ギュッと力が増した。


「心配かけてごめんね照」

照「いいよ。俺を頼ってくれた事嬉しかった」

「そりゃ頼るでしょ……だって…」

照「だって？^^」

「…る人だから」

照「え？なに？聞こえない」

「これからもずっと一緒にいる人だから！(大声)」



だから心配かけるかもしれないけど連絡するようにお願いした


これはこの前照にもいったけど

帰ってくるまで起きて待ってなくてもいいのも
見送るためにわざわざ起きなくていいって言ったのは

気を遣わない関係でいたいってのもあるけど
お互い忙しいわけだから休める時は休む。
そうじゃないとお互い共倒れしたらシャレにならないしね



照「ねえ、A」

「うん？」

照「もちろんこれからも一緒にいるし、これからもAがもし倒れちゃったら看病するけど…
ありがたい事にお互い忙しいじゃん？」

「そうだね」


照「今回はメンバーのお陰で早く仕事終わって駆けつけられたけど、これからもしかしたらすぐに行けない距離だったりどうしても帰れない日あるかもしれない」

「うん」


照「1人でどうにかなるなんて考えだけはやめてね？
Aには俺もいるけど、もっちゃんとか翔太とか健人がいるんだから。もし俺がどうしても無理な時があったらちゃんと周りを頼るんだよ^^」


「照…熱でもあるの？」


照「熱？元気だけど」


親友と2人とご飯行ったり連絡する事を許してくれるだけでも有難くて優しいなって思うのに…そこまで…


「照はそれで平気なの？」

照「平気だよ」

「優しすぎない？いいんだよもっと厳しくて」


首を横に振る


照「Aが俺を頼って信頼してくれるからだよ」

「へ？」

照「俺はAを信じてるから。だから平気だよ」

「照なんか変わったね？^^」

照「え？どこが？！」


「説明しにくいけど…こう、なんか…いや、わかんないw」


照「なにそれw ほらもうちょっと寝てな。ごはん作ってくる」

「ダメ」


起き上がろうとする照の腕を引っ張り寝かせる。


「今日は何時から？」

照「オフだよ」

「それなら私が仕事いくまでずっと隣にいて」

照「Aこそ変わったよね」

「私？太った？」

照「なんでそうなるの。笑
俺に甘えられるようになったよね」


「気のせいじゃない？」

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