ヴィランと塩対応マッチョ【3】

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照 side


「ハァッハァッ…もっちゃん！Aは？！」

も「早！！！もう帰ってきたの？！」

「翔太達が順番代わってくれた…ハァハァ…」

も「だからってなんでそんな息切れてるのよw」

「エレベーター来ないから待ってられなくて階段登った」

も「は？！？！ ここ12階よ？！化け物だ…」



寝室の扉をそっと開けると
真っ青で、静かに眠ってた。

「よく頑張ったね…えらいねA」

息してる？ってくらい静かに眠るから怖くなる。


「代わってあげられなくてごめんね」

代われるなら代わってやりたい。

も「A、今日も倒れる前提だったのよ。笑
でも今までと違ったことがあるの^^」


「何が違ったの？」


も「"もし倒れたら照心配しちゃうかもだけど…連絡して"
って。」

「A…」

も「あとAから伝言」

「なに」

も「"朝起きた時に隣にいないと目覚めないから"ってw岩もっちゃん何者？！この子こんな事いう子じゃなかったんだけどw」


「イヒっ。俺の事ちゃんと頼ってくれてるじゃん…それになにその可愛いけど怖い伝言…目覚めて貰わないと困るんだけど…笑」


も「ちょちょちょ、泣きながら号泣するの怖いからやめて貰っていい？笑」


「もっちゃん、どうしよ」

も「今度はなに」

「Aが愛おしすぎる^^」

も「だから泣くか笑うかどっちかにして貰っていい？あと惚気もいらんいらんw」




俺にドン引きしたもっちゃんは後は頼んだよって帰った。苦笑
だから1人で先生を待つ。





医「あ、君。あの時の」

「お久しぶりです」

Aの事務所の担当医の方が来て
最近の様子を伝えて、診察して貰った。



医「君の言う通り、貧血と過労だね。
点滴2時間で終わるから終わる頃また来るね」

「ありがとうございます」


点滴が終わるまでの間
Aを着替えさせたり
家の事したり
俺もいつでも寝れる状態にしたりしてた



あっという間に先生も戻ってきて
点滴を外して貰った。

医「明日、この子仕事なの？」

「明日は夜からにして貰ったそうです」

医「ギリギリまでゆっくりさせて、あと起きたら胃に優しいもの食べさせてね」

「了解です」




医「それにしてもまさか君とこの子が付き合うとは^^」

「あ、もうすぐ2年になります」

医「4歳からこの子を知ってるけど大変でしょ？笑」

「大変だけど幸せです」

医「お熱いこと。これ私の連絡先ね。これから何かあったら君から連絡来るんだよね？」


名刺を渡された。

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