ヴィランと塩対応マッチョ【3】

K.O ページ26

照 side


Aがやっと好きって言ってくれた。

でも


「1つ目の条件はOK。
翔太と健人のお陰でここまでやって来たんだもんね。
俺も2人のお陰でAと今こうしてまた一緒にいる事ができてるし、感謝しなきゃいけない存在だから。

でも…その…身体重ねたり、そういうのは絶対しないと約束してくれたら俺は何も言わない。
翔太に関してはもう大丈夫って分かるから
逆に大事なメンバーと仲良くしてくれてありがとう。これからも翔太と仲良くして。他の男は絶対ダメだけど。


もう1つの条件は飲めない」


you「……」



もし俺とAの関係がバレた時に
ヴィランになってでも関係終わらすって…

俺に言い寄ったとか、唆したなんてヴィランになって世間にアリもしない話を植え付ける気なんだろうけど。



「俺、もう二度とAを仕事以外でヴィランにさせないって決めたから。
俺も今まで以上に気をつけていくけど…もしバレてしまった時はもう岩本Aになろう。
言っとくけどこれ冗談じゃなくて本気ね。
世間に認めて貰えるように俺頑張るから。

今日言わないつもりだったけど…
Aは健人が最後って言ってたけど
俺の最後の恋愛はAがいい。

だから2つめの条件なしで付き合ってください」




you「……重ッ」

「え」

you「なんかプロポーズみたいです」



「まあ俺的には結婚前提にお付き合いしてくださいって意味で伝えてるからある意味プロポーズだよ」


you「……趣味悪いって言われるかもですよ」

「いいよ。世間は本当のAを知らなくていい」

you「……私のせいで印象悪くみられるかもですよ」

「いいよ。俺元々ジョーカーとか言われてるし。笑」

you「今まで付き合って来た人と違って可愛げないし口悪いし部屋汚いですよ」


「いいよ^^ 悪いけどAしか頭にないから比べる必要ない。口悪くても人を傷つけるような事言わないし
部屋も多忙すぎる時だけって知ってるし。

俺片付け得意だよ。Aは料理が得意。
助け合っていけばなんの問題もない。


まだ何か言いたいことある？笑」



you「ない…」


「じゃあ、こっち見て。そろそろ返事ちょうだい」



顔を紅くして恐る恐るこっちを向くA

やば…可愛げないとかどの口が言ってるんだよ。




you「…………よろしくお願いします」


「うん、よろしくね」

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