Cypher pt.5

epilogue02 ページ11

事務者を辞めてからはほんとにあっという間


Big Hitの第2回公開オーディションにエントリーして後は受けるのみ。


どうやらこの事務所はオーディションの頻度が少ないみたいだけど

退所した1週間後に運良く開催される



きっとナムジュンはこんなに早く私がここに来るなんて思ってないはず。笑





本当はすぐに伝えたいけど
合格してレッスンに参加するまでは秘密


っていうサプライズをしたかったんだけど


私達………連絡先交換してなかった。笑




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そして

ついにオーディション当日。



参加者は20人……………あれ、女私だけ？？


参加条件に女性も対象だったよね？？？焦



まあ、いいや。



20人の前に現れたのは
丸いフォルムのメガネのおじさんだった(こら)



パンPD「今日のオーディションはランキング方式にします。1位と2位の方のみ合格にします」



え……これ私受かるの？？？？



初めて受けたオーディションはランキング方式じゃなかったから驚いた。

人数関係なく審査員に認められれば合格だった。



2人だけが練習生か…


シビアな世界だ……




待合室に移動しネームプレートを渡された。どうやら私は応募したのが最後だったらしく
エントリーＮｏ．20


1番最後ってめっちゃ緊張する〜泣


緊張ほぐす為にとなりのNo19の人に話しかけたいけど………………



うちの兄貴並に雰囲気が怖い。
話しかけんなオーラしか出てないよ〜



なんて思ってたら


向こうから話しかけてきた



？「さっきからチラチラ俺の事見てくるけどなんの用？？？」


バレてるー…震


「いえ、別に」


？「ふーん」



………………沈黙



緊張と気まずさでどうにかなりそうだ！！！



「に、29番さんは、何部門で受けるんですか？」




ボーカル枠、ラップ枠、ダンス枠、プロデューサー枠こ

この4枠のうち2つを選んで応募する




？「……メインプロデューサー枠とサブでラップ」



か、か、かっけえええ……


てか、この人どっかで見たことあるようなないような。



？「あんたは？ボーカル？」



「……ラップとプロデューサー枠です」





？「へぇ〜。じゃ俺ら完全に敵じゃん」


「そうなりますね〜」



？「俺らどっかで会ったことある？」


「私もさっきそう思ったんですが…」

YG「俺、ミンユンギ」


知らない名前だな

「知り合いにミンは居ないので気のせいでしたw私はクォンAです」

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