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それからというものの、私たちが思い出してくれたことに気を良くしたのか、"テヒョンくん"は再び私のことを抱きしめ、オッパが怒る、という流れを3回ほどした。
そう……この"テヒョンくん"こそが、私が未だに忘れられない小さい頃仲良かった男の子なのだ。
もう何年も会ってなくて、顔も忘れていたので、こんなにかっこよかったっけ…とか、なんでまたこの街に?とか、もうなんか色々パニックになってしまっている。
「ヤー、ほんと…久しぶりだなあ、何年ぶりだ?」
なんてオッパが言うと、テヒョンくんがニコーっとしながら、
「Aちゃんをもらいにきました!」
さらっと爆弾発言。
「「は?」」
いや、さっきから何回オッパと同じリアクションをしただろう。
なんか情報量が多すぎて、頭がパンクしそうだ。
「なな、な、何言ってるんだよテヒョン」
オッパめちゃくちゃ動揺してる。
わかる、その気持ち
「んー…あ、ヒョン!ちょっとAちゃん借りるね!」
そう言うと、テヒョンくんは私の手を引き、走り出した。
「あっ!おい!ちょっと!!」
オッパのコラーーーーー!なんて声を背に、テヒョンくんの思うがまま、ついて行った。
あーこれ、帰ったらお説教コースだな、なんて思いながら。
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てんてん - 題名的に他の作者さんの作品のシリーズものかと思いました(笑)でもこの作品はこの作品でおもしろいです!続き楽しみにしてます!! (2020年1月7日 14時) (レス) id: c739806d91 (このIDを非表示/違反報告)
ユンギ推し - ジンのシスコンぶり面白いですね笑笑 (2020年1月6日 14時) (レス) id: e512c5d2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:1245fkt | 作成日時:2020年1月5日 18時