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「何その反応」
「え、と、いや……」
なんて言えばいいんだ…
小さい頃の思い出を今も引きずってるって結構イタいやつじゃない?
私が口ごもってると、ユアはハッハーンというような顔でニヤニヤしてきた。
「吐け。」
怖いです、ユアさん。
「…うー、小さい時にね、隣の家に住んでた男の子がいて。すごく仲が良くて、毎日のように遊んでたの。」
あーやばい、言いながら色々思い出してきた。
「その子が初恋っていうか……」
「ほう?で?今も好きなの?」
え
好きなのかな……忘れられないけど。
「うーん…でも、その子、親の仕事で海外行っちゃったんだよね」
そう。その仲が良かった男の子は、親の転勤で海外に行ってしまったのだ。
もう、何年も会ってないものだから顔も忘れてしまうくらい。
だから、多分今は好きじゃない。
ただ思い出として残っているだけだ。
「ふーん…また会いたいとかないの?」
「えー、わかんないよ。この話やめよ!!ってか、もうちょっとで授業始まっちゃうし、もう戻ろう」
私がそう言うと、ユアが時計を見て、
「うわほんとじゃん!次の授業の先生遅刻するとうるさいから早く行こ!」
と言ってしきりに焦りだしたので少し笑ってしまった。
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てんてん - 題名的に他の作者さんの作品のシリーズものかと思いました(笑)でもこの作品はこの作品でおもしろいです!続き楽しみにしてます!! (2020年1月7日 14時) (レス) id: c739806d91 (このIDを非表示/違反報告)
ユンギ推し - ジンのシスコンぶり面白いですね笑笑 (2020年1月6日 14時) (レス) id: e512c5d2f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:1245fkt | 作成日時:2020年1月5日 18時