獣人な歌い手さん【男主】

四匹 ページ5

怠い…少し入りすぎたかも…。ふらふらしながら階段を上ってると支えられた。

そ「うわっと大丈夫か？」

そらるに支えられてそらるの爽やかな柑橘系の匂いが近くでする。てか、なんか変態みたいじゃん。

『ありがと〜、ちょっとのぼせちゃって。』
そ「気をつけろよ？風呂の中で倒れたらお前泳げないんだから。」

呆れながら言うそらるはイケメンでした。風呂の中で溺れるってそんなに身長低くないし。

『それいったら、猫のそらるだって一緒じゃんか。』
そ「俺は最低限泳げるよ。Aは破滅的に泳げないじゃん。」

同じネコ科なのにそらるの方が泳げるって悲しい…。

『虎は水の中で生きないから泳げなくてもいいんだし！』
そ「まあ、Aはそれでいいよ。」

ぽふぽふと頭を撫でられた。そらるの手は暖かいし大きいから撫でられると気持ちいい。無意識にそらるの手に頭を擦りつけてしまう。
暖かくて眠い。

そ「おやすみ。」

そらるにそう言われていつの間にか眠ってしまっていた。

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