BLACK BIRD

XXIII ページ25

伶菜『ふぅーー。…死ぬかと思った。』


『いつからなの？北人くんのこと。』



伶菜『え？バレてた？』



お手洗いで、メイクを治しながら鏡越しで


伶菜を見て話した。




『バレバレ。』




伶菜『高一から好き。』




『そっかそっか。だからか、あのとき
ご飯誘ったのも、今日遊園地誘ったのも』




伶菜『まあね、笑2人で行こうとか恥ずかしいし。』




いいな、伶菜。




『ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…』




伶菜『ちょ。大丈夫？？』




『大丈夫大丈夫笑』




伶菜『風邪ひいてた？ごめん。』




『違う違う笑痰が絡んで、笑』




伶菜『なんだー笑』




私は、幸せを願うしかできない。





せめて、伶菜が幸せになるために、




力になりたい。





『ありがとうね。』




伶菜『いーえ。』




メイク直しを済ませて、いつきさん達のところへ向かった。




伶菜『まだー？』




『あ、今行く！』




薬の入った箱を入れて。

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