ころな。 ページ36
Makoto
『もうすぐで1年記念日だね。』
壱馬『え、まだやないか？』
『もう1年経つってのに、終わる気配もないよね。』
壱馬『…何言ってん。』
『本当はもう疲れたよ。』
壱馬『どこが？あるんやったら直すから。』
楽屋に入った途端、意味が分からないことが繰り広げられていて、危うく楽屋間違えたかなって思ったら、
ちゃんと合ってた。
慎『何してるの。この人たち。』
樹『さぁ？』
今年一意味わからない。
何してんだこの人たちは。
『いや、治るものじゃないのよ。』
壱馬『は？』
『離れないといけないし、
会えないし、暇だし、うん、疲れた。』
壱馬『なんなん疲れたって、』
『え？疲れない？一々気にするのもう疲れたって。』
壱馬『…。』
話が進む度に壱馬さんの顔は、怖くなっていって、
壱馬さんの口からは何も言葉が出なくなった。
なに、また別れ話…？、
慎 『いや、ないな。』
翔平『ミコト氏ーーー、話があるんだが。』
『あ、手洗った？』
翔平『んなもん、とっくに、あひゃひゃ笑』
『ん。消える気配ないからね。』
翔平『まーた今日も感染者多くなってたもんなー。』
『…2021もコロナと共存とか、生きてけないよ。』
翔平『それな。』
慎『あ、そゆことね。』
樹『…壱馬さん、飛んだとばっちりだな。』
慎『主語ねーんだよなぁー。いつも。』
樹『それがミコトだから。』
壱馬『んなら、別れるか。』
『…は？』
壱馬『やって、そんなに嫌なんやろ。
んなの、無理して付き合う必要ないやろ、もう。』
『別れる？なんでよ。私なんか悪いことした？』
壱馬『は？自分で言ったこともう忘れたん。』
部屋に不穏な空気が流れ込んでるけど、
あと数秒もすれば、穏やかになるので大丈夫です。
『忘れてないよ。コロナのことでしょ？』
壱馬『…コロナ？』
『え、それ以外のこと私なんか、話してたっけ？』
壱馬『…うわ、え。そゆことか。』
ほら。なった。
『逆にどういう事。』
壱馬『俺と別れたかったのかなって。』
『いや、んなわけ。』
翔平『あ、だから怖い顔してたんだ、
かわちいですねっ壱馬さんっ！』
壱馬『てめえ、絞めんぞ。』
ま、そんな一日でした。
樹『なん中、会話だよ…。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1357人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エル(プロフ) - 最近語彙力低下しているエルです。どうぞ。 (2021年1月25日 0時) (
レス) id: 8e478d39c4 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - ゆなさん» うわぁ、めっちゃ嬉しいです、作ってよかった…。ありがとうございます！ (2020年11月17日 18時) (レス) id: 8e478d39c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - え、泣いちゃいました…また復縁して！？して欲しいです……「泣 (2020年11月17日 17時) (レス) id: 1828615253 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - え、泣いちゃいました… (2020年11月17日 17時) (レス) id: 1828615253 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エル | 作成日時：2020年11月15日 4時
