哀

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急にキスされてびっくりした。


その前も顔じっと見てくるし。



でも。こういうちょっとした幸せも大事なんだよな。




壱馬『行こ。』


こうやって、さりげなく手を繋いでくれるのも。


しあわせ？



中に入ると、音楽が鳴り響いていて、


オレンジっぽいライトで照らされてた。


奥の方に行くと、

黒いバンダナを巻いてる人とか、

ドレッドヘアの人とか。


子犬っぽい人とか。



個性豊かな人でいっぱいだった。


これが、川村の仲間か…。



?『何つったってんだよー笑』


壱馬『うるせー翔平笑』


?『あれ？可愛い子いんじゃん。…なに。笑
もしかしてこれ？』


そう言って、小指をだす金髪の髪の毛の人。


壱馬『ちょ！近づくなバカ秀！』



凄い子供のように笑ってる川村。


?『お。壱馬久しぶりー』



と、奥の方からでてきたガタイのいい

サングラスを付けた外国の人っぽい男の人。


びっくりした。


壱馬『あっ。LIKIYAさん。ご無沙汰です。』



L『おう。…なに。彼女？』


壱馬『あ、はい…笑』


そう言って口を隠す川村。


可愛いかよ。


なんて思ってると近づいてくるLIKIYAさんって人。


ちょっと怖くて後ずさりしてると、



L『え。笑笑待って俺そんな怖い？笑』


って川村に聞くLIKIYAさん。


あ、優しそうな人だなって思った。



壱馬『もう大丈夫だと思います笑』



…なんでわかったんだろ。



L『 LIKIYAです。よろしく。』


『あ、登坂聖那です。』


L『登坂？』


名前を名乗ると、眉を寄せるLIKIYAさん。


『？』


L『あ、いやなんでもない笑』



何が起こったんだろう。なにかしたっけ？

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