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落ち着いて、教室に戻った。



自分の席には行かず、髪の毛派手派手野郎の所へ向かった。不思議そうにこっちを見てきて、
何も言おうとしなかった。


『…今日オオカミ…あんたの親友は?』



慎『…なんであんたに言わなくちゃいけないの。』



『…気になるから…。』



ボソッと言ったから聞こえなかったせいか、
あ?って聞いてきた。



『好きだから。』



慎『!?』



『ねえ。教えて。』



慎『…無理。』



『なんで。』



慎『壱馬に誰にも言うなって口止めされてる。』



『話す人あんたぐらいしかいないのに?』


慎『ここに居ないだけ。他にいる。』


…そう言われると、あの女の人を思い出して、

試しに言ってみた。


『…彼女。やっぱいたんだ。』


慎『は??』



予想外の言葉が帰ってきた。



慎『お前。何言ってんの。』


『え?』


慎『彼女いたらお前にあんなことするか?
お前を追いかけたり、保健室に行ったり
…お前。何見てたんだよ。』



『…何言ってんの。じゃあ。昨日のは…?』



慎『は?』



『昨日。女の人といた所見た。』



慎『それ…壱馬の姉貴。』



『え?』



何言ってるのか分からなくなってきた。


………じゃあ。勘違いだったってこと?




『私。さいてーじゃん。』



慎『んで。今日葬式。』



『…え?』


慎『はぁ。…………今から言うのは俺の独り言だから。聞くのも聞かないのもあんたの自由。
…聞いたら今から言う場所まで行け。』



『…。』




慎『______。』




その瞬間私は学校を抜け出した。

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設定タグ:LDH , 川村壱馬 , THERAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
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エル(プロフ) - ありんこさん» ありがとうございます!お待ちしております! (2019年7月24日 23時) (レス) id: 486df0cb77 (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ(プロフ) - エルさん» お返事ありがとうございます!!その際は閲覧したいと思います!! (2019年7月24日 23時) (レス) id: ac045284f1 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - おしむさん» また書こうかなと思ってるので、もう少し待っててください! (2019年7月24日 21時) (レス) id: 486df0cb77 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - ありんこさん» また、書こうかな笑笑 (2019年7月24日 21時) (レス) id: 486df0cb77 (このIDを非表示/違反報告)
ありんこ(プロフ) - なんで力也さんが登坂に反応したのか気になります!今更ですが…笑 (2019年7月24日 21時) (レス) id: ac045284f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エル | 作成日時:2019年5月11日 0時

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