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#08 ページ9

私がこんな養殖天然になったのはいつからだろう


中間...いや、淳くんとたかくんとあっくんとはほぼ生まれた時から一緒


私のお母さんが仕事で忙しかったので

よく幼なじみの3人の家に行っていた


そして私の家は母子家庭


私はお母さんと遊んだ記憶が全くと言っていいほどない


でも年頃の女の子やからそりゃお母さんと遊びたいという気持ちはあった



『なぁお母さんこの本読んで...』


「うるっさいなぁ!」


『...お母さ』


「お母さんなんて呼ばないで」



あんたは望んで産んだ子ちゃうねん



私のお父さんはどんな人なの?


いつもそう思っていたけれどそんなことを言葉にしたら

と思うと怖くて言えなかった



お母さんは夜の仕事をやっていたので昼間は家に居た


でも毎日毎日寝ているだけの日々


家に居るのだから子どものためにご飯作ったりしてくれればいいものの
コンビニ弁当がテーブルの上に出ているだけ


今日は起きてると思ったら知らない男の人を家に連れ込むただの遊び人


コンビニ弁当に飽きたので淳くんの家に行って

淳くんのお母さんによく料理を教えてもらっていた


お母さんが作ってくれない

なんて言えないからお母さんに作ってあげたくて

と言って教えてもらった



「...あんた何食べてんの」


『え、自分で作ったやつ...』


「自分だけいいもん食って私には食わせない気?!」


『違っ...!』


「それとも栄養失調で死ねばいいとでも思ってんの?!」


『違う!』



今思えば随分ヒステリックな女だった


そうして自分の分の他に朝昼晩とお母さんの食事も作るようになった

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ばど - 面白かったです!なんかあそこまで振り切っていると、逆に気持ちいいですねw 更新、お疲れ様でした (2019年3月25日 5時) (レス) id: 0461266dac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:wsh | 作成日時:2019年2月11日 21時

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