養殖天然系女子【 JW 】 (ページ8)

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#07 ページ8

紫「Aちゃん」

『きしょ！』

紫「まぁそんなこと言わんといてや」

『いや、誰だって気持ち悪いやろあれ』

紫「そんなことは置いといて」

『そんなことなん？』

紫「なにあった？」

『...嫌いや』

紫「はいはい」

『別に、あの人のことちょっと言われたぐらいやし』

紫「は？知っとるの？」

『お母さんも美人で優しいんやろなって』

紫「あー...」

『...顔も見たくない』

紫「うん」

『思い出すだけで吐き気がする』

紫「思い出さんくてええんやで」

『...もう』

紫「A」

『...まだなんも言うてへんやん』

紫「あかん」

『言うてへんて』

紫「絶対に俺が守るから」

『...阿呆濵田』

もう消えたい

そんな言葉は濵田に遮られてイケメン風のセリフを言われた

別に濵田が言うてもイケメンちゃうねん

イケメンが言うからかっこよく聞こえんねん

濵田はイケメンちゃうんやから痛いヤツやて

紫「ごめんな、もっと早くに気付いてたらよかった」

『...もう遅いやん』

紫「俺らのせいや、」

『言わんかった私が悪い』

紫「あんなこと言えるわけないやろ？」

『児童相談所とかに言うとか、出来たやん』

紫「子どもなんやからそんなん分からへん」

『...濵田たちのせいちゃう』

紫「...でも、守ってやれなくて、ごめん」

『...』

そう言ってふわっと抱きしめる濵田

なんだか懐かしい感じがした