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近くの居酒屋で打ち上げ。
明日はお仕事メンバーが多いため
近場でサラッと済ませた。
帰り道、
臣の機嫌はとことん悪い。
その理由は……
「臣? 一緒にお風呂入ろ?」
『…いいの?』
「笑。 変な期待はしないでね?笑」
2人でバスタブに向かい合わせに座る。
『ゴール決めれなかった…』
「うん。笑
でもそんなに落ち込まなくても。」
『…ご褒美、欲しかったのに。』
「ちなみになにが欲しかったの?」
『…ブクブクぶくぶく.。o○』
お湯に口を沈めて話すから
ブクブクしか聞こえない。笑
「…笑。 全然、わかんない。笑」
『次頑張るまで言わない。
舞、絶対拒否するもん。』
「…えっ…、それはイヤだな…笑」
するとクルッとまわされて
後ろから抱き締められるように座った。
『…今日、隆二かっこよかったね〜』
「? ゴールいっぱい決めてたから?」
『うん。
隆二はイケメンだし、歌うまいし
優しいし。』
「…どうしたの? 隆二クンに惚れた?笑」
『惚れないし。
ただの隆二コンプレックス。』
「なにそれ!笑」
あまりの可愛い発言に
臣の顔を見ようとしたけど
"見ないで"って言われて
肩をカプッと噛まれた。
『…隆二に惚れないでね?』
「私は臣だけ。 だから臣も…」
その先がなぜか言えなくて。
言えば臣を苦しめそうで。
振り向いてギュッと臣に抱きついた。
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作者名:ちぃ | 作成日時:2016年3月1日 14時