Which do you choose…？ (ページ14)

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14 出逢い臣side ページ14

『…っと言うわけで

俺と2人でもいいですか？』

店長の粋な計らいで
"俺は急用で行けないってことで！"

そう送り出された。

"頑張れよ～"って言われたけど
店長、気づいてたんすね。。。

「私はこんな年下のｲｹﾒﾝと飲めるなら

佑介ｸﾝは要らないょ！笑」

そこで俺はお酒の力を借りたんだ。

『舞ｻﾝ、俺のこと、

どう思いますか？』

「ん？ｲｹﾒﾝだと思うょ～」

『じゃあ、彼女になってくれませんか？』

「…冗談？」

『本気。』

固まってる舞の携帯を取って
俺の携帯を鳴らした。

『今日から激しくｱﾌﾟﾛｰﾁしますから！

覚悟してくださいね！』

余裕そうに笑って見せたけど
心臓はﾊﾞｸﾊﾞｸで
音が聞こえてしまうんじゃないかって
心配だった。

その日から猛ｱﾋﾟｰﾙを続け、

『ねぇ、そろそろ彼女になってくださいよ～』

最近よく一緒に飲む個室居酒屋で
逃れられないように
隣に座って聞いてみた。

「…よろしく、お願いします。」

『…えっ？』

こっちを見ないでゆっくり頭を下げた舞。

『本当にいいの？！やったぁ～！』

思わず抱き締めたら
舞の顔は真っ赤で

『…もぅ、ｷｽするからね。』

これが俺と舞の出逢いと
付き合うまでの流れ。

出逢った頃よりも
今の方がもっと愛しくて。

大切な存在。