【AU】バグでできたあの子は今、何を思う (ページ22)

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22話信じるページ22

『1ヶ月……結構早いんですね』

ｶﾞｽﾀｰ｢まぁ、せいぜい、今の生活を楽しむことだね｣

『はは。楽しむことにします。』

ｶﾞｽﾀｰ｢……今の生活が楽しいかい?｣

『え?ま、まぁまぁですよ。
楽しいんですけど…結構忙しいし大変ですからねー…』

みんなに会うのは楽しいよ?
だけどね。闇AUと光AUを同時に会わせてみてよ…
喧嘩勃発で大変なんだよ。
他にも理由があるんだけどね?

ｶﾞｽﾀｰ｢ふっ、そうか。なら良かった。｣

『……もし…予定より早く出来たら呼んでくださいね?』

ｶﾞｽﾀｰ｢皆から自分という存在をなくすため…だろう?｣

『あはは…まぁね。私が急に姿を消して…自分の世界がわかったから帰るｯて言っても連れ戻そうとすると思いますし…だから、私といた記憶がなければ…(ﾎﾞｿ』

ｶﾞｽﾀｰ｢“また”、最初から関係を作り直さなければならないんだよ?｣

『いいんですよ。“また”関係を作ることになっても…
私、慣れてますから。大丈夫ですよ。』

ｶﾞｽﾀｰ｢……そうか……｣

『はぁ…この話、何回してると思ってるんですか?
記憶を消す話をする度に毎回毎回言ってくるじゃないですか!私はもう慣れてるんです。』

ｶﾞｽﾀｰ｢HAHA。そうだったね。
もうこの話はやめにしよう。だが、これだけは言わせてくれないかな?｣

『博士のことだからろくなこと言わないですよね?』

ｶﾞｽﾀｰ｢そんなことないよ。
……記憶を消すのは…今回だけ私にさせてくれないかい?｣

『ｯ!……』

……別に、いいんじゃないかとは思う。
だけど…この世界を何周もしている私たちにとってはそれは不都合でしかない。

……信じよう。次、もしも、こんな約束をまたしたとしても……つぎは、次は断ろう

“誰もしんじないんじゃなかったか?”

うるさい……!今は…まだ……

出てこないで……

『こ、今回は信じますよ。』

ｶﾞｽﾀｰ｢あぁ、ありがとう｣

『……忠告するけど、もし、また、なにかするようなことがあれば…もう信用しないからね。』

ｶﾞｽﾀｰ｢もうしないさ。愛しの娘が言っているんだから｣

『別に娘でもないんですけど。』

『私はもう帰りますね。……あ、もしも、皆が私のことを聞いてたとしても、知らないフリ、してくださいね。』

ｶﾞｽﾀｰ｢言われなくてもそうするよ。｣

『それでは。』

そう言ってポータルを開いて闇AUのアジト前に着く。

アポなしでも許してくれるよね。
…自信ないけど