ハートを返して【ONE PIECE】 (ページ12)

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『殺し合ってれば顔見知りにくらいなるでしょ。そっちこそ邪魔しないで。あいつらは私が捕まえるの』

ローには絶対に手出しさせない。

私の答えを聞いたドフラミンゴの口元は

ゆっくり弧を描いて喉の奥でクツクツと笑う。

ド「ﾌﾌﾌｯ…その目おつるそっくりだな。昔を思い出すぜ」

『くだらない話してないでさっさと来なよ。会議に遅れるでしょ』

まったく…

あんたのお尻はソファーに張り付いてんの？

立って歩くのがそんなに嫌？

七武海一人を会議室に連れて行くだけで

なんでこんなに苦労しなきゃいけないのよ。

ド「お前がおつるの孫じゃなきゃその舐め腐った態度を叩き直してやるところだが…まぁ、いいさ。

お前、海軍なんか辞めてうちに来いよ」

『死んでもいや』

ド「ﾌﾌﾌｯ…つれねぇなぁ。自分でも分かってんだろ？お前の殺しの腕は海兵にしとくには勿体ねぇ。

サイファーポールがお前を欲しがるようにこっち側の人間はみんなお前を欲しがってんだ」

こっち側…つまり闇側の人間てことでしょ。

6年前の事件のせいで私を闇の世界に引き摺り込もうと

近づいてくる人間が増えた。

でも私は海軍を辞めるつもりはない。

それがローとの約束だから。

『いい子だからおだまり…』

ド「ん？」

『おばあちゃんならそう言っただろね。でも私は、黙れこのゲス野郎って言っとく』

ド「ﾌﾌﾌｯ…堪らねぇぜ。そのかわいい口を塞ぐにはどうしたらいい？こうか？」

嫌な予感がして神経を研ぎ澄ます。

集中力を高めると脳内に流れてくる映像。