I change【HIGH&LOW】 (ページ34)

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ララ｢でも…！｢ララ！！｣

あぁ、会いたくなかったのに

ララ｢お兄ちゃん…！｣

スモーキー｢…！
A…｣

タケシ｢なんで、Aが…｣

A｢…ララ、早く帰りな
子供たち待ってるんでしょ｣

ララ｢でも…｣

A｢早く｣

ララは私にヘルメットを押し付けて無名街に入っていった

ピー｢A…｣

A｢……妹の面倒くらい見てなさいよ
私がいなかったら、男たちに回されてた｣

髪を解いて、サングラスを内ポケットに直す

シオン｢…A、本当に、MIGHTY WARRIORSなんだな…｣

A｢見れば分かるでしょ
いい所よ
どっかの人達と違って、信じてくれる
裏切ったりしない｣

…こんなこと、言いたいはずじゃないのに

A｢私を探してたんですってね
こっちはいい迷惑よ

でもせっかくだし、要件を聞いてあげる｣

スモーキー｢…お前に、ずっと謝りたかった｣

謝りたかった…？

A｢今更なんのために？
あの時、私よりもあの子を信じた
その事実は変わらないでしょ？｣

スモーキー｢…その事は…ほんとに、悪かったと思ってる…｣

シオン｢…あの後、あいつが嘘をついてるってわかったんだ｣

タケシ｢それで俺たち…Aに、ほんとに悪いことしたんだって…初めて気づいたんだ…｣

ピー｢A、ほんとに、ごめん…｣

A｢……謝ったからって、私は無名街に戻るつもりは無い
あなた達とはこれっきり
もう私に構わないで｣

ヘルメットを被って、私は無名街を後にした

分かってる

スモーキー達は、悪くない

ちゃんとあの時言い返せなかった私にも非がある

でも、なんで信じてくれなかったの？という思いが怒りに変わる

A｢…むしゃくしゃする｣

こんな思いは、いつぶりだろうか