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相良side



あいつ、マジムカつく…



あいつが現れても俺とAちゃんはいつも通り



でも、俺の心はドロドロと黒いものが溜まる一方だ



あいつがAちゃんにちょっかいを出す度にそのどす黒いものは増える



今日もいやがんのか?



そう思いながら、俺は成蘭に足を進めた



そしたら、いた



成蘭に向かうであろう楽しそうな野郎が



俺はイライラがピークに達して、そいつに声をかけた



相良「楽しそうだなぁ、兄ちゃん」



「…あ、、、」



俺を見た途端、血の気が引いたそいつは後ずさった



相良「テメェ、一体誰の女に手出してんのか分かってんのか?
いや、分かってるはずだよなぁ?
分かってて手出してくるたァいい度胸してんじゃないの」



一歩一歩俺が近づくのに合わせて一歩一歩後ずさるそいつ



よくそれでAちゃんに近づいたなこの腰抜け野郎



相良「Aちゃんに手ぇ出すってのはなぁ、この相良様に喧嘩売ってんのと同じなんだよ
それ、分かってんのか?」



「ぇ…ぁ、」



相良「それとも、テメェは俺に勝てる自信があるってことか?」



とうとう壁に背中が着いたそいつの肩を足でおさえつける



痛さで顔を歪ませるそいつに口角が上がる



相良「毎日毎日、Aちゃんにちょっかいかけやがって
この落とし前、どう付けてもらうかねぇ?ん?」



太腿に上半身を寄りかからせ、体重を掛けて肩をさらに強く抑える



「あれ、猛くん」



鈴の音のようなその声に振り向くと、Aちゃんがいた



相良「Aちゃ「Aさん、、!」



Aちゃんに気を取られているうちにそいつは逃げちまって、あっという間にAちゃんの後ろに隠れていた



「さ、相良が僕にいきなり絡んできて…!
こんな、こんなやつ、なんかやめた方がいいですよ…!」



A「……」



Aちゃんは、なんともないような表情でそいつを見た



あぁ、これは、やばいか…?



本格的に捨てられるか…?



A「…だから?」



「…え?」



A「いや、だから?って聞いてるんだけど」



Aちゃんは少し眉間に皺を寄せてそういった




A「私にちょっかいかけてきたのは事実だし、猛くんが彼氏だって知ってて近づいてきたのも事実でしょ?
あんたは、猛くんにボコボコにされる覚悟があって私に告ったんじゃねーの?」



Aちゃんは、そいつの目をまっすぐ見た



でもその目は、冷たい

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さ??♀?(プロフ) - 更新してくださいよぉぉぉ!!!!!このお話何周したと思いますか?軽く10周はしてますよ???続きみたいよぉぉぉぉぉんんんん( ; ; )お願いだから更新がんばっでぇぇぇぇぇぇ (2021年5月24日 1時) (レス) id: 74c8bfbc36 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 葵(プロフ) - 更新を楽しみにしてます! (2021年5月14日 23時) (レス) id: e10675e39d (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - このお話一番好きです。もう更新はされませんか?完結されているのでしょうか?? (2021年5月9日 1時) (レス) id: 74c8bfbc36 (このIDを非表示/違反報告)
みなひご - めっちゃ好きです〜!!どれも最高のストーリー ; ; 更新待ってます!! (2020年7月31日 16時) (レス) id: 96e13990f2 (このIDを非表示/違反報告)
カシューナッツ炒め - レズアさん…天才!!カシューナッツ炒めかんげき☆(きも)自分もおっπに顔をつっこむのに302票たのんます!! (2020年7月21日 6時) (レス) id: 4c29dd064d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ツキウサウナギ | 作成日時:2019年12月28日 14時

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