狂犬、ではなく仔犬-2【今日から俺は】

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相良side



相良｢ｶﾞﾊｯ!｣



｢俺のダチはなぁ！
あの女にボコボコにされたんだよ！｣



｢俺の妹は、あの女に喧嘩売って倍にして返された
顔面ボッコボコでなぁ！｣



Aちゃんに恨みがあるって言う男達が、俺を蹴り続け、殴り続ける



Aちゃんが、ほんとにそんなことしたのか…？



だって、今まで喧嘩できない素振りを見せていただろ



いや、そんな素振り無いだけで実は喧嘩つえーのか…？



わっかんねぇな…



相良｢おめーら、女、相手に、じぶん、から、、向かうこと、できねぇのか、よ、
シャバ、ぞーが、、｣



｢んだとこのガキィ！｣



相良｢ｸﾞｯ…！｣



｢ほらぁ、いい加減教えてよ｣



相良｢…だ、れが、、おしえるか…！｣



｢君も粘るねぇ
あの子は君のなんなんの？｣



相良｢A、ちゃんは、俺の、おんなだ、｣



｢ははっ
彼女のために頑張る健気な彼氏！
いいねぇ！

…でも、そろそろ教えてくれないかな？
気が長い方じゃないんだよ｣



相良｢だれがおしえ、るか、
くそやろ、うっ｣



｢威勢がいいのは褒めてやるよ
でもねぇ、大人舐めてもらっちゃ困るんだよ！！｣



相良｢くっ…うっ…！｣



｢待てゴラァ！！！！｣



｢ｸﾞﾌｯ!｣



聞き慣れた、でも少し低い声と男のうめき声が聞こえる



｢お〜
お嬢さん自らのお出ましだよ？｣



相良｢A、ちゃ、ん、｣



A｢お前ら、いい大人が高校生相手に寄って集って何やってんだよ
だっせぇことしてんじゃねぇぞ！！！｣



こんな怒ったAちゃん、初めて見た…



相良｢Aちゃん、やめろ、かなう、あいてじゃ、｣



｢ちょっと黙っときなよ

俺はなぁ、お前に恨みがあるんだよ
俺の女のボコボコにしやがって｣



A｢お前の女がどこの誰だか知らねぇけど、それなら直接私にかかってこいよ
あー、ごめん
それとも、私にボコボコにされるのが、怖いとか｣



｢ﾁｯ…舐めたこと言うんじゃねぇよ！
お前ら、この女好きに殺れ！！！｣



A｢来いやぁ！！！！｣



相良｢や、めろ、……！？｣



A｢オラァ！！！
舐めんじゃねぇぞ！！！｣



Aちゃんが危ない、そう思っていた



なのに、Aちゃんは野郎共を蹴り倒して行った



…強ぇ…

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