狂犬、ではなく仔犬-2【今日から俺は】

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今日はいい日だな〜



まさか朝から猛くんに会えるなんて思わなかった



｢Aさん！！
大変っす！！｣



下駄箱で靴を履き替えようとした所で、クラスの奴が走ってきた



A｢どうした
果し状でも届いてたか？｣



｢それどころじゃないっすよ！
相良さんが連れていかれたのを見たんすよ！｣



は？



猛くん？



A｢詳しく説明しろ｣



｢さっき、学校来てたら、相良さんが男らに連れていかれてて…！
〇〇倉庫まで連れてけって言ってました！｣



A｢…行ってくる｣



｢一人でっすか！？
相手は男で、何人いるか分かんないんすよ！？｣



A｢んなもん関係あるか
私の事、舐めてもらっちゃ困るんだよ｣



後ろから聞こえる生徒の言葉を無視して走った



あいつの言う通り、何人いるかわからない



それでも行かなきゃいけない



でも、なんで猛くんが？



…人の恨みを買ってそうだ



それとも智司？



いや、私も大概の事をしてきた



私に恨みのある奴らかもしれない



急がなきゃ



私は今までに無いくらい足を動かして、走り続けた

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