タイムスリップ【今日から俺は】

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A｢智司さん何食べたい？
あ、ハンバーグ好きでしょ？
この頃から変わってないならだけど！｣



片桐｢…なんで知ってんだ？｣



俺の好物なんて、知ってるやつの方が少ねぇはずだ




A｢あったりまえじゃん！
智司さんが教えてくれたんだから！
お肉料理はだいたい好きで、私の作る肉じゃがも好き♡
えー、そーなるとどっち作るかなぁー…｣



こいつ、ほんとに未来から来たんだな



ストーカー…って訳でもなさそうだし



A｢んー、智司さん、どっち食べたい？｣



片桐｢せっかくだから肉じゃが作ってくれ｣



A｢はーい！
じゃぁ、玉ねぎと人参とじゃがいもと…｣



重さを比べながら買う姿を見て、よくやってるのが分かる



A｢智司さん、今でも結構食べるけど今育ち盛りだからもっと食べるよね…
これくらいかな？いや、、こっちか…｣



片桐｢お前、ほんとに料理するんだな｣



A｢まだ信じてなかったの？
まじしつれー｣



…見えねぇだろ



片桐｢お前、相良の好物も知ってんのか｣



A｢いちおーね？
オムライスが好きで、甘い物も意外とすき！
智司さんはビターの方が好きでしょ？｣



片桐｢…当たってんな｣



A｢当たり前ー｣



ニコニコと笑いながらカートを押すこいつは、本当に俺らの事を知っている



こんな不思議なこと、あるもんなんだな



A｢明日ハンバーグにするから明日の分もかおー｣



片桐｢そんなに買うのか？｣



A｢何回も買い物来たくないじゃん？｣



…そーいうもんなのか



普段料理をしない俺はそーゆうのは全く分からない



A｢んー、少し買いすぎたなぁ｣



大きな袋を三つも持ってりゃ重たいはずだ



片桐｢貸せ｣



A｢え、重いよ？｣



片桐｢力仕事は男の仕事だろ｣



Aの手から三つの袋を受け取ると、Aは少し吹き出した



片桐｢…なんだよ｣



A｢いやね、前にも同じ事言われたことあってさw｣



やっぱ同じ人だな〜と呟きながらまた笑い出す



自分じゃさっぱりわからねぇが、同じ人物なら思考が同じはずだろ



A｢でも、ほんと昔から変わらず優しいんだね〜智司さんって｣



片桐｢…別に、普通だろ｣



ほんとに普通か？



普段女相手にこんな事しねぇし、なんなら家に入れたことすらねぇのに



こいつだから…？

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