タイムスリップ【今日から俺は】 (ページ23)

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結局、ダダこねやがったこいつを連れて喧嘩に行く

｢智司さん、この女いいんすか？｣

片桐｢……俺にも分からんが、喧嘩の邪魔はしねぇだろ｣

｢おい！女！｣

A｢女！じゃないからね？
私は、A
A"さん"ね？｣

｢あ"ぁ"？
てめぇ舐めてんのか！？｣

A｢喧嘩の弱いものが、強いものに敬意を払う
これ、この世間での常識だから｣

｢んだとオラァ！！｣

相良｢やめとけやめとけ
テメェらごときが適う相手じゃねぇ｣

A｢教育行き届いてないんじゃない？｣

片桐｢…改善策考えとく｣

相良｢お、素直｣

Aは肝が据わってる

とゆうか、怖いもの知らず

堂々としてて、今みてぇに口達者な部分もある

誰に似たのか知らねぇが、あの二人の子供が疑いたくもなる

｢よォ、開久さんよぉ

ん？女も一緒かァ？w｣

A｢あ、私関係ないから気にしないで～｣

よっ！と言いながら、倉庫内にある木箱に座り足を組んだA

A｢高みの見物しに来たんで｣

｢はっ！
怖いもの知らずの女め｣

相良｢怖いもの知らずはお前らじゃねェのォ？
開久に喧嘩売るたァいい度胸よ｣

｢威張ってんじゃねぇぞゴラァ！！！｣

そいつの声を合図に、相手側から向かってくる

片桐｢やれ｣

開久は、俺の言葉を合図にしてその群れに飛び込む

Aはそんな様子をニヤニヤと見ていた

A｢あーあぁ、どんどん倒れてる笑
さすが開久～！｣

パチパチと手を叩きながら盛り上がってるあいつは危機感なんてものは無い

現に隣から輩が近づいている

相良｢あいつ人質にとるつもりか？｣

片桐｢汚ぇ野郎だ｣

俺はそいつの方に走り出そうと足に力を入れた

[ｶﾞﾝｯ!ﾊﾞｷｯ!]

｢ぐふっ…！｣

相良｢…出る幕なかったな｣

片桐｢…あぁ｣

俺が駆けだす前にAはそいつの手にあった鉄パイプを足で跳ね返し、そいつの顔面を殴り飛ばした

A｢女人質に取ろうなんて、終わってんね～
さっき言ったじゃん？私は見学だって～｣

バカだね～と言いながら、今度は髪をいじり出す

…自由すぎる