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A「いらっしゃいませー」
「たこ焼き3つね!」
A「兄さんたこ焼き3つ」
片桐「はいよ」
Aは俺をお兄ちゃんとは呼ばない
兄さんだ
相良のことも、猛さんだ
これに関してはダメージが大きすぎてしばらく立ち直れなかった俺たち
三橋のことも三橋、伊藤のことも伊藤さん、早川のことも京子さん、赤坂のことも理子さん、今井のことは今井、谷川のことは谷川さん
これに関して一番ダメージが大きかったのは三橋、今井だ
まぁ、これに関しては普段のおこないだ
そして、Aは背が伸びた
今は165cm
もう止まりかけらしい
赤坂と早川も大きくなったと感心していた
八百屋のばあさんも大きくなったねといつも言う
その成長はありがたいものだが、反抗期は来て欲しくなかった
A「兄さん、うざい」
その言葉にはグサッと来た
それは相良も同じなようで、2、3日立ち直れずに居た
でも、これも成長
そう思えば嬉しいものだ
Aは、勉強はある程度ちゃんとしているらしくて、平均点
一番いいのは体育
うちの家計は謎に運動神経がいい
だからそのせいだと思う
陸上部やバスケ部といった運動部からオファーが来るが、どれもたまに助っ人にはいるだけで跳ね除けてる
よほど部活に時間を費やしたくないようだ
相良「A、お前飯は?」
A「いらない」
飯を食べずに寝てしまうこともあるが、多分外で友達とでも食べたんだろう
相良「反抗期ってこぇー…」
片桐「お前それしか言わねぇな」
開久を奴らも卒業して、そいつらから手紙が来た
なんでも、開久が共学からなったとか
相良「開久が共学なぁ〜
そんなんで喧嘩が無くなるとでも思ってんのかねぇ」
片桐「さぁな」
相良「Aどう思う?」
A「…さぁ」
相良の心が今やられた
いや、最近やられっぱなしの方が正しいか
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作者名:ツキウサウナギ | 作成日時:2019年12月20日 23時