狂犬、ではなく仔犬【今日から俺は】

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相良side


相良｢あぁ…切っちまったか｣


んま、こんなの痛くも痒くもねぇけどな


Aちゃんに言われるまで気が付かなかったし


A｢大丈夫！？
いたそぉ…

あ、そうだ！

痛いの痛いの、飛んで行けー！｣


え、何それ可愛い…


相良｢飛んでったァァァ！！｣


A｢良かった〜！｣


相良｢Aちゃんのおかげ〜♡｣


A｢やったぁ〜♡｣


はぁ…天使！


片桐｢お前ら…イチャつくなら他でやれよ｣


相良｢いいじゃねぇか
なぁ〜♡｣


A｢ねぇ〜♡｣


｢ねえさーーーーーん！！｣


コンビニの袋を持ったヤツが姐さんと叫びながら入ってきた


でもそいつは俺を見た途端顔を真っ青にして、Aちゃんを見た


相良｢？
どうした、青ざめちまって｣


｢あ、え、あ、いえ…！
Aさん！水、買ってきました！！｣


A｢わぁ！
ありがとぉ！｣


相良｢あれ？
いちごミルク切らしてたか？
冷蔵庫、もうなかった？｣


A｢あ、ううん！
えーっと…あ、喉！
喉痛くて、今はお水しか飲めないのぉ〜！｣


相良｢喉！？
大丈夫か！？
おい！！おめぇらにボーッとしてんだぁ！
のど飴買ってこい！！！｣


｢｢は、はい！！｣｣


相良｢大丈夫か？
きつい？風邪か？熱ないか？｣


A｢ううん！
合唱の練習してたら、痛めちゃっただけだよ！｣


相良｢合唱かぁ〜！
Aちゃんは声綺麗だもんね〜♡｣


A｢ほんとにぃ？
猛くんの声も、とってもかっこよくて素敵！♡｣


相良｢ほんとにぃ〜？｣


A｢ホントにぃ〜！｣


片桐｢…はぁ｣


次の日、Aの水を買ってきたやつが何故かボロッボロだった

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