・32 ページ32
A｢すごく綺麗…！｣
相良｢でけぇ…｣
クリスマスツリーの前には、たくさんのカップルが集まってた
｢あ、、すみません｣
A｢あ、いえ…｣
人にぶつかってしまい、いつもならキレてるところだけど今はこらえる
猛くんも殴りかかりそうだったのを何とか抑えさせる
ほら、クリスマスだし
A｢人、多くなってきたね…｣
相良｢だな…
ちょっと離れるか｣
猛くんは私の手を引いて、その人ごみを抜け出すと、少し離れた公園に来た
人はみんなイルミネーションに夢中で、公園には二人しかいなかった
A｢ふぅ…
やっぱり、クリスマスって人多いね〜｣
相良｢大丈夫？
人酔いしてない？｣
A｢うん！大丈夫！｣
相良｢良かった〜…！｣
A｢あ、今プレゼント渡してもいい？｣
そう言って、私はガサガサと紙袋を漁る
A｢はい！マフラー！
もちろん私の手編み！｣
相良｢え、ほんとに！？｣
猛くんは嬉しそうに目をキラキラさせた
うん、かわいい
猛くんのマフラーは、グレーに白でSと頭文字がついたマフラー
A｢智司くんのより、思いを込めて作りました！｣
相良｢もぉ、嬉しぃ〜！♡｣
A｢良かったぁ〜！♡｣
猛くんは早速そのマフラーを巻いてくれた
相良｢どう？｣
A｢うん！似合ってる！｣
相良｢やった〜♡
じゃぁ、俺からもAちゃんにプレゼント！｣
そう言って鞄から出したのは縦長の箱
相良｢じゃーん！｣
そう言って箱の蓋を開けた猛くんはすごく可愛い
A｢わぁ…！
素敵…！｣
中にあったのは、シルバーの十字架のネックレスで、ピンク色の石が埋め込まれてた
相良｢可愛いものを選びたかったんだけど、俺とお揃いとなると気が引けちゃって…｣
A｢え、お揃い！？｣
少し照れたように笑った猛くんは、マフラーの下から私のより一回り大きくて赤い石が埋め込まれた十字架のネックレスを出した
A｢嬉しい…！
ありがと！
早速、付けていい？｣
相良｢もちろん！
付けたげるな！｣
猛くんに背を向けると、冷たいものがコツンッと首にあたる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 305人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
光華(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さい！あと、きおつけてじゃなくて気を付けてですよ！ (2020年4月8日 20時) (
レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
ツキウサ(プロフ) - 流さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年12月21日 23時) (レス) id: 8807d579b5 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - この話めっちゃ好きです！！相良さん大好き…。更新楽し見にしてます、頑張って下さい！！！ (2019年12月21日 23時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ツキウサウナギ | 作成日時：2019年12月19日 0時
