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クリスマスまであと一週間
私の手にはここ数ヶ月編み続けた、完成間近のマフラー
片桐「お前、ほんと器用だな」
A「そう?」
片桐「女子力高ぇのに口悪いから損してるぞ」
A「うるせぇ
…ねぇ、ほんとにこれでいいと思う?」
片桐「そこまで編んで言うかそれ」
今編んでいるのは、猛くんに渡すためのマフラー
色はグレー
仕方なく智司の分も編んでやった
色は黒
まぁ日頃お世話になってない訳でもないし
A「今更ながらに自信なくなってきた」
片桐「あいつは何貰っても喜ぶと思うぞ」
A「ほんとに?」
片桐「ほんとだ」
A「…でもなぁ〜!」
片桐「お前めんどくせぇな」
「姐さん!
相良さん帰ってきてますよ!」
A「まじか!」
私は急いでマフラーと毛糸を鞄に突っ込んだ
片桐「バレたくねぇならここで編むなよ…」
A「猛くんに会いたいじゃん」
相良「Aちゃんお待たせぇ〜!♡」
A「猛くん〜!♡」
相良「大丈夫?
寒くなかった?」
A「寒いからぁ〜、ぎゅーってして?」
首を傾げて腕を広げてみると、胸元を抑えて悶えたかと思うとバッと顔を上げた
相良「もちろんんんんん〜!♡」
そう言ってぎゅーっと抱き締めてくれる猛くん
片桐「…お前ら、毎度言うがイチャつくなら他でやれや」
相良「いーじゃねぇか
な〜♡」
A「ね〜♡」
ダメだこりゃと言わんばかりのため息をつく智司
なんだその溜め息は
相良「そうだ!
クリスマスは〜どこ行きたいー?」
A「ん〜
イルミネーション見に行きたいな!」
相良「んじゃぁ見に行こ〜!」
A「行く〜!♡」
やった!猛くんとデート!
片桐「…さっきまで悩んでたのどこいったんだ?」
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光華(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!あと、きおつけてじゃなくて気を付けてですよ! (2020年4月8日 20時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
ツキウサ(プロフ) - 流さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年12月21日 23時) (レス) id: 8807d579b5 (このIDを非表示/違反報告)
流(プロフ) - この話めっちゃ好きです!!相良さん大好き…。更新楽し見にしてます、頑張って下さい!!! (2019年12月21日 23時) (レス) id: 63c3487d07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツキウサウナギ | 作成日時:2019年12月19日 0時